
WikiLinksは、Wikipedia の記事を読めることはもちろん、関連するトピックを広げながら探索できるアプリです。
WikiLinksには、以下の機能があります:
- マインドマップによる記事の発見
- 長押しによる記事プレビュー
- オフラインモード
- 動画や音声の統合
- テーマ設定
Wikipediaを読んでいると、気になる単語から別の記事へ飛び、思わぬ知識にたどり着くことがあります。
WikiLinksは、そのリンクをたどる面白さをより見やすく、より快適にしたサービスです。現在のWikiLinksは、サービスを終了していますが、Wikilinksの様なサービスを探している人も多いはずです。
そこで本記事では、WikiLinksとはどのようなアプリだったのか、何ができたのかを整理したうえで、WikiLinksと同様の機能を無料で提供しているvizwikiを紹介します。とりあえずvizwikiにアクセスしたい方はこちらからどうぞ。
ユーザがWikiLinksに熱中した理由

WikiLinksに熱烈なファンが多かった理由は主に以下の2点です:
- Wikipediaを直感的にたどれる
- Wikipedia を読むだけでなく、関連語を横に広げながら探索できる
それぞれのケースを詳しく説明します。
Wikipediaを直感的にたどれる
通常のWikipediaは情報量が多く便利ですが、リンク構造そのものを見れるわけではありません。
WikiLinksはマインドマップの様にリンクを視覚化することにより、記事を発見する新しい方法を提案していました。ただWikipediaを読むだけではなく、周辺テーマとのつながりを意識して探索できる点が他にはない魅力でした。
Wikipedia を読むだけでなく、関連語を横に広げながら探索できる
WikiLinksは、関連語をメッシュ状に表示できるWikipediaビューアでした。こうした見せ方は、検索窓で1件ずつ単語やキーワードを探すよりも「この話題・単語の近くには何があるのか」を直感的に、視覚的につかみやすくなっていました。
この様にある記事から関連する記事へと広がりを視覚的に確認できるため、興味のおもむくままにWikipediaを探索することができました。
また、関連性のないと思われた2つの記事が関連していることも視覚的に分かるため、特定の分野の理解を深めたり、新しいアイデアの創出にも役立っていました。
WikiLinksが提供していた機能

繰り返しになりますが、WikiLinksはWikipedia閲覧用のアプリでした。単にWikipediaをそのまま閲覧するためのアプリではなく、記事の発見、プレビュー、保存、共有までが行える様に設計されたスマホアプリでした。
WikiLinksの特徴は、記事発見のためのマインドマップ表示。公式サイトでは「これまでになかったWikipediaの探索方法」として、このマインドマップ記事を探索するための新たな方法としてユーザに提案していました。また、サービス提供されていた頃は、記事に関連する用語などをメッシュ状に表示する新感覚のWikipediaビューアとしてCNETなどのサイトに紹介されていました。
WikiLinksでは、主に以下の機能を提供していました:
- 検索した単語マインドマップ/メッシュ状に表示して記事を探索する機能
- リンクを長押しして記事をすばやくプレビューできる機能
- Wikipediaの記事を画像付きで取得して、オフラインで確認できる機能
- 検索結果を更に絞り込む機能
- Wikipedia上の動画や音声を再生できる機能
- 配色テーマ、フォント、レイアウトを調整できる機能
- Facebook、Twitter、メール、SMSなどで気軽に記事を共有できる機能
- 今いる位置情報に関連した記事を探す機能
WikiLinksは Wikipedia閲覧アプリでありつつも、単なる閲覧アプリにとどまらず、探索~発見~保存~共有までを実現していたことが分かります。
ここでは、WikiLinksが提供していた機能をざっと説明します。
なお、vizwikiでは、WikiLinksの中核機能であるメッシュ状に関連する記事を表示する機能やWikipedia記事そのものを確認できる機能が実装されています。無料で使用できるので、気になる方はこちらから使用してみてください。
検索した単語マインドマップ/メッシュ状に表示して記事を探索する機能

WikiLinksの中核機能は、検索した単語に関連する記事や用語をマインドマップのように広げながら探索できる点でした。キーワードを入れて検索すると候補記事が表示され、記事を選ぶと、その記事を中心に関連する語がメッシュ状に並びます。
この表示は単なる見た目の演出ではなく、実際にそこから次の記事へ進むためのインターフェースになっていました。また、関連語のアイコンをダブルタップすると、その語を起点にさらに先へ展開できました。つまり、通常のWikipediaのようにリンクを1本ずつ開いて戻るのではなく、関係の広がりを視覚的に見ながら探索できることが大きな特徴でした。
さらに、メッシュは動的に配置されるため、探索を進めてノードが増えても、全体ができるだけ見やすいようにレイアウトされていました。必要に応じて手動でドラッグして位置を調整することもできたため、単に自動で並ぶだけではなく、ある程度ユーザ自身で整理しながら読むこともできました。
この点は、WikiLinksがただのWikipedia閲覧アプリではなく、「知識のつながりを眺めながら読む」ためのアプリだったことをよく表しています。なお、vizwikiでもこの思想に近い形で、Wikipediaの記事同士のつながりをグラフとして可視化しながら探索できます。
リンクを長押しして記事をすばやくプレビューできる機能

WikiLinksには、リンク先をすぐ開かずに内容を確認できる記事プレビュー機能も提供されていました。
この機能により、ユーザは元の記事から離れずに「このリンク先は読む価値があるか」を判断できました。Wikipediaは気になる単語が多く、いちいち別ページへ飛ぶと戻る操作が増えがちです。しかし、プレビューがあるとWikipediaのページを戻る手間を減らすことができます。
WikiLinksのように探索体験を重視するアプリでは、リンクを開く前に概要を確認できることが、大きな意味を持ちます。気になる語を次々に確認しつつ、本当に深掘りしたい記事だけを開けるため、探索のテンポを保ちやすく設計されていました。
Wikipediaの記事を画像付きで取得して、オフラインで確認できる機能

WikiLinksには、既読記事を画像付きでオフライン保存できる機能がありました。さらに、マインドマップに表示されている記事をまとめてダウンロードし、あとからオフラインで閲覧できる便利機能も提供されていました。
これは、単に通信がない場所で読めるというだけでなく「後でまとめて読む」用途にも向いていました。気になるテーマをマインドマップ上で広げておき、その周辺記事をまとめて保存しておけば、移動中やオフライン環境でも読み進められます。
Wikipediaの記事は本文だけでなく、記事内に配置されている画像も記事の理解に役立つため、画像込で保存できる点も実用的だったといえるでしょう。WikiLinksは探索の面白さだけでなく、保存して読み返すところまで考えられていたアプリでした。
その他機能

ここでは、WikiLinksが提供していたその他機能を説明します:
- 検索結果を更に絞り込む機能
- Wikipedia上の動画や音声を再生できる機能
- 配色テーマ、フォント、レイアウトを調整できる機能
- Facebook、Twitter、メール、SMSなどで気軽に記事を共有できる機能
- 今いる位置情報に関連した記事を探す機能
検索結果をさらに絞り込む機能
WikiLinksは、全文検索に対応しており、見出しだけでなく本文中でキーワードに言及している記事もまとめて検索できました。
Wikipedia上の動画や音声を再生できる機能
WikiLinksには、Wikipediaの動画や音声を再生できるマルチメディア機能も実装されていました。記事本文だけでなく、付随するメディアもまとめて扱えるのは大きな特徴だったといえるでしょう。
配色テーマ、フォント、レイアウトを調整できる機能
WikiLinksには、アプリのテーマ切替に対応していました。
Facebook、Twitter、メール、SMSなどで気軽に記事を共有できる機能
記事の共有機能については、記事だけでなく、ユーザが広げていったマインドマップを別デバイス間で共有できる機能が提供されていました。単なるURL共有にとどまらず、探索の流れごと共有できるのは面白い点だったといえるでしょう。
今いる位置情報に関連した記事を探す機能
WikiLinksには、現在地付近に関連したWikipedia記事を探せる機能もありました。旅先や街歩きの中で周辺の話題を知る用途にも使えました。
WikiLinksを探している人々へ無料ツール「vizwiki」のご提案

WikiLinksのように、Wikipediaの記事同士の関係を見ながら視覚的に検索したい方には、vizwikiをオススメします。WikiLinksと完全に同じではありませんが、Wikipediaのつながりを可視化しながら探索できるという点では、かなり近い作りになっています。
特に、ノード同士の関係を見ながら周辺トピックへ進みたい人や知識の地図を歩くようにWikipediaを使いたい人には、vizwikiの方がむしろ分かりやすい場面もあります。日本語Wikipediaを起点に探索したい人とも相性は抜群によいでしょう。
vizwikiは、Wikipediaの記事同士のリンク関係をグラフとして可視化するWebアプリです。記事を検索すると、その記事を中心に関連するノードが表示され、入リンクや出リンクに相当する関係を見ながら次のトピックへ進めます。現時点では、日本語のWikipediaの情報をベースに、Webアプリとしてサービスが提供されています。
WikiLinksは「Wikipediaを閲覧する際の快適さ」を広く高める方向だったのに対し、vizwikiは「記事間リンクの可視化と探索」に強く焦点を当てています。また、記事そのものも簡単に確認できるため、読書体験に加え、知識のつながりも確認できる便利なWebアプリとなっています。
vizwikiでできること
vizwikiでは、気になるWikipedia記事を検索し、その記事に関連する別の記事をグラフで、視覚的にたどっていけます。ノードをクリックして探索を続けることができ、右クリックで元のWikipedia記事を開くこともできます(スマホ版Webアプリは、ノード長押しでWikipedia記事を開くことができます)。
また、UIを大きく変えずに使いやすさを上げる形でアプリが構築されているため、知識探索に集中しやすいのも特徴の一つです。
WikiLinksとvizwikiの違い
WikiLinksとvizwikiは、似ている部分もありますが、以下の様な違いがあります:
| 項目 | WikiLinks | vizwiki |
|---|---|---|
| ユーザ体験 | Wikipedia を快適に読む・広げる | 記事間リンクを可視化して探索する |
| 関連語の見せ方 | マインドマップ風メッシュ表示 | ノードとリンクのグラフ表示 |
| 補助機能 | プレビュー、オフライン機能、動画、音声、テーマ変更 | 検索、ノード探索、右クリックで記事表示 |
| 主な強み | 読書体験の拡張 | 関係性の可視化 |
上記の様に、WikiLinksは「Wikipedia閲覧を快適にしたアプリ」であり、vizwikiは「Wikipediaの関係性を見せる探索ツール」と整理すると分かりやすいと思います。そのため、vizwikiはWikiLinksの完全なリプレース版というよりは、WikiLinks的な面白さを別方向に発展させたサービスだといえるでしょう。
Wikipediaを視覚的に探索できるvizwikiとは

vizwikiとは、Wikipediaの記事同士のつながりをグラフとして可視化し、関連トピックを探索しやすくするツールです。
気になるキーワードを起点に関連記事の広がりをたどれるため、あるテーマがどの分野や概念と結びついているかを直感的に把握しやすいのが特徴です。単に記事を読むだけでなく、トピック間の関係を眺めながら知識を広げたい人やWikipediaを新たな方法で探索したい人に向いています。
ここでは、vizwikiの使い方を説明します。
初期画面
まずvizwikiのサイトにアクセスしてください。

記事名の検索
検索したい記事名をテキストボックスに入力し、「Enter」キーか「検索」ボタンを押下します。
この時、記事名が完全に分からなくてもOKです。「豆腐」と入力→「Enter」キーを押下すると、「豆腐屋」や「豆腐店」など、豆腐を含む記事名も検索します。

記事検索
表示された記事一覧からいずれかを選択すると、「該当記事へ遷移できる記事」と「該当記事から遷移できる記事」が表示されます。以下の例では豆腐を選択した結果の画面を表示しています:

赤丸、緑丸、青丸と3つの丸と線が表示されますが、それぞれ以下の意味があります:
- 赤丸:該当記事
- 緑丸:該当記事へ遷移できる記事(入リンク)
- 青丸:該当記事から遷移できる記事(出リンク)
色から「該当記事へ遷移する記事」(緑丸)と「該当記事から遷移できる記事」(青丸)が分かる様になっています。
vizwikiでは、赤丸、緑丸、青丸をノードと呼んでいます。
グラフエリアの使い方
グラフ内の文字が小さくて見えない場合は、グラフを表示している枠内でマウスをスクロールすると、拡大・縮小できます。
また、枠内の白い部分をクリックしてドラッグすると、グラフ内を移動できます。
以下は、検索結果を左上に移動させ、少し拡大した後の図です:

ノードの移動
画面に表示されている「麻婆豆腐」ノードにマウスカーソルを当てます。
すると、どのノードを選択しようとしているか分かる様に、他の丸はグレーに、選択しているノードとリンクのあるノードのみを協調します。
以下の例だと、「豆腐」ノードがあり、そこからリンクしている麻婆豆腐ノードの2つを協調表示しています。

また、ノードは、左クリックしてドラッグすることにより、グラフ内の位置を変更できます。以下は、「麻婆豆腐」ノードを「豆腐」と関連ノードから離した状態です。

ノードの選択
「豆腐」ノードと関連する入リンク・出リンクから少し離した「麻婆豆腐」をクリックします。
以下の様に「麻婆豆腐」ノードの入リンク・出リンクが新たに表示されます。

ノードにひもづくWikipedia記事の確認
それぞれのノードは、Wikipediaの記事を表現しています。該当のノードの記事を確認したい場合は、ノード上で「右クリック」してください。Wikipediaの記事が表示されます。
以下は、「食文化」ノードで右クリックした直後の画面です。Wikipediaの記事は、スクロールして内容を確認できます。

スマホのブラウザで表示している場合は、ノード長押しで表示される「Wikipedia」を選択してください。以下は「麻婆豆腐」ノードを長押しして「Wikipedia」が表示された状態のスマホ画面です。

長押しした状態
スマホの場合は、スマホを横にして使用いただいた方がよくノードが見えます。
「Wikipedia」ボタンを選択すると、以下の様にスマホの場合は画面いっぱいにWikipediaの該当記事が表示されます。記事は普通のブラウザの様に読むことができます。

これにより、Wikipediaのサイトに遷移して、対象の記事を検索する手間が省けます。
注意事項
vizwikiは、該当記事へ遷移できる記事、該当記事から遷移できる記事すべてを表示しているわけではありません。
現時点では、それぞれ50記事までを表示する様にしています。
該当記事へ遷移できる記事、該当記事から遷移できる記事を全てグラフ化しようとすると、パソコン・スマホのスペックにより、表示が重くなります。そのため、現時点では検索した記事に対して、緑色、青色、それぞれ50記事までを表示できる様にしています。
また、スマホ版はノード数が増えれば増えるほど、操作性が悪くなります。そのため、スマホ版でも使用はできるものの、パソコン版Chromeでの使用を推奨します。
WikiLinksの代替ツール「vizwiki」をぜひ使用してみてください

WikiLinksは、Wikipediaを可視化する素晴らしいツールでした。vizwikiは、WikiLinksの主要機能を実装しつつ、Wikipediaを探索する新しい方法を提案しています。また、vizwikiは、誰でも無料で使用できるWebアプリです。
WikiLinksをこれまでに使用していた人も、WikiLinksを使用したことのない人も、ぜひvizwikiを使用して、視覚的にwikipediaを探索してみてください。
以上です。