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中国では、VPNを使用しないと日本でアクセスできるウェブサイトにアクセスできません。
これは、中国の金盾(グレートファイアウォール)がアクセスできるウェブサイトを制限しているためです。
以下は、中国国内からアクセスできないサイトの一部です:
- YouTube
- Netflix
- 日本経済新聞
- 読売新聞
- 朝日新聞
中国国内から上記サービスを使用するには、VPNが必要となります。
VPNとは、Virtual Private Network(バーチャルプライベートネットワーク:仮想ネットワーク)のことで、通信が暗号化される仕組みです。VPNを使用することにより、通信が暗号化されるため、金盾を回避し、上記サービスへもアクセスできる様になります。
VPNには多くのプロバイダがあり、自分に合ったものを見つけることが難しくなっています。本記事では、VPN選びで迷わない様に「中国国内で使えるおすすめVPN」を紹介します。
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中国の検閲 - 金盾(グレートファイアウォール)の仕組み
VPNをご紹介する前に、まず中国の検閲の仕組みを簡単に説明します。
中国の検閲を可能にしている主要な技術が「ファイアウォール」というものです。中国では、金盾という名前で呼ばれています。
ファイアウォールは、不正な通信や特定の通信を遮断する機能があり、日本を含む世界中の企業で導入されているものです。
中国政府は、ファイアウォールを駆使して、特定の通信を遮断するなどの検閲を行っています。
金盾のハードウェア構成
金盾が稼働した2003年当初は、アメリカのCisco製の製品で構築されました。
英語版Wikipediaによると、その後、中国製のファーウェイ(Huawei)製とSemptian製のものも併せて採用される様になった、とのことです。
採用している製品から少なくとも金盾の一部は、通常のファイアウォール製品で構成されていることが分かります。
金盾の検閲に使用される技術
金盾は、主にファイアウォールの設定を駆使して、検閲をしています。
金盾による検閲は、具体的には、以下の方法で行われています。これにより、中国政府にとって好ましくない通信の特定~遮断までを自動で行います:
- 特定のIPレンジへのアクセスをドロップ
- 強制リダイレクト
- QoSフィルタリング(VPNなどの通信プロトコルの特定とブロック)
- TCPリセットによる特定の通信の強制終了
- MITMアタック(TLS通信の解読と書換)
- 接続先の追跡
上記のファイアウォールの機能や設定を駆使して、中国政府は日々検閲を実施しています。
金盾の回避方法
金盾のファイアウォール機能を回避するためには、以下3つの方法があります:
- 海外SIMのローミング
- Tor、I2Pの使用
- VPNの使用
それぞれを詳しく説明します:
海外SIMのローミング
日本やマレーシアのSIMカードが入ったスマホやWiFiを使うと、中国政府の検閲を回避できます。
Docomo「海外パケ・ホーダイ」、SoftBank「海外パケットし放題」、「世界データ定額」のサービスに入っていればOKです。
ただ、この場合ですと一日数千円とかかるため、数日間滞在する場合には不向きです。
Tor、I2Pの使用
TorやI2Pを使用すると、金盾を回避できます。
しかし、Torの通常の通信は金盾が遮断しているため、Torの中でもObfs4やmeekといった機能を使用する必要があります。Obfs4やmeekは中国や北朝鮮などの厳しい検閲を回避するためのものです。
I2Pは、Torと比較するとマイナーなツールなため、検閲されることはほぼないといわれています。しかし、マイナー過ぎるため、日本語の情報も少なく、トラブルが発生した時に自力で解決できない可能性があります。
TorもI2Pも、使いこなすことができればよいのですが、接続先が選べないため、中国からの接続だと極端に通信速度が遅い可能性があります。
VPNの使用
VPNを使用すれば、金盾対策が実施済であったり、インターネットへアクセスする国を選ぶことができます。中国国内での使用を予め想定しているため、金盾を回避しつつ、安定した通信速度でインターネットに出ることができます。
ただし、優秀なVPNでも、新技術の導入などにより、通信が一時的に遮断される場合があります。そんな時のために、複数のVPNと契約をしておくとよいでしょう(VPNを2つ契約しても、月\2,000も行きません)。
次に、VPNを選ぶポイントを説明します。
中国で使うVPNを選ぶポイント
中国でVPNを選ぶポイントはずばり「接続できること」「高すぎないこと」「複数のVPNを契約しておくこと」「日本語のサポートサービスが提供されていること」の4点。それぞれを詳しく説明します:
接続できること
VPNに接続できなければ、SNSやメディアにアクセスできません。そのため、まず重要視するのは、VPNに接続して、日本でアクセスできるサービスに接続できること。
確実に接続できる様にするには、信頼のある大手サービスを選ぶこと。大手サービスはVPNの接続先を世界で5000箇所以上、所有しています。
中国のVPN規制は年々厳しくなっているため、接続先の数は重要なポイントとなります。
最近のVPNには、そもそもVPN接続ではない様に見せる技術があります(難読化サーバよ呼ばれています)。この様に、VPN接続と金盾に悟られない様な技術が使われているかも確認しておきましょう。
通信速度が安定していること
VPNは、接続先のサーバの所在地により、通信速度が左右されます。例えば、中国からブラジルのサーバに接続すると、物理的に離れすぎているため、安定したスピードは出ません。
中国からVPNを使用して外に出る場合は、香港、台湾、韓国、日本あたりに接続できるVPNを選びましょう。
複数VPNを契約しておくこと
VPNは、複数契約しておきましょう。
金盾が数時間~数日、特定のVPNプロバイダの通信を切断する場合があります。
年間契約ですと、1か月1000円もしない場合がほとんどなので、2つ異なるVPNサービスを契約しても、生活に大きな支障はありません。
日本語のサポートサービスが提供されていること
日本語サポートの存在は、重要なポイントとなります。VPN大手はすべて海外製のため、英語サポートとなる場合が多いです。
最近では自動翻訳による日本語サポートも出てきていますので、そういったサポートがあるかを事前に確認しておきましょう。
自動翻訳サポートがあるだけでも、だいぶ安心できます。
なお、本記事で紹介するVPNは、すべて日本語での自動翻訳サポートが提供されています。
中国で使えるVPN - おすすめトップ3
中国で使えるおすすめVPNをご紹介します。どれも実際に中国で使えることを確認済です。
ただし、現在使用できていても、金盾がいつブロックするか分かりません。
そのため、当サイトは、NordVPNとExpressVPNの2つの同時契約をおすすめしています。
理由は、両社ともVPNプロバイダとして大手であり、接続できるサーバ数が多く、速度も安定しているためです。
それでは、各VPNの詳細を説明します:
NordVPN
ココがポイント
- 同時に利用できる端末台数: 6
- サーバ数: 5,500台以上
- 暗号化: 軍事レベルの暗号化方式を採用
- スピード: 業界最高峰のスピード
- 金盾の規制回避専用サーバ(難読化サーバ):あり
- 独自のVPN環境の構築(Meshnet、メッシュネットワーク):あり
- 対応OS: Windows,Linux,Mac,iPhone,Androidなど
- 価格: 2年間のプランで月額$3.39(約530円)
- 返金ポリシー: あり。購入から30日以内なら返金可
NordVPNは、60か国以上に5,500台以上のサーバを運用しています。
また、金盾を回避するためのサーバ(難読化サーバ)も提供されています。近隣の国(香港、台湾、韓国、日本)にもサーバがあるため、速度的にも安心です。
価格的にも、1年以上のプランであれば、月1,000円未満となっているため、お財布にも優しいVPNとなっています。
また、NordVPNの強みは、継続的に新機能をリリースしている点にあります。最近も強力なMeshnet(メッシュネットワーク)機能がリリースされました。これは、自宅パソコンをVPNサーバとすることができます。
中国からは、NordVPN独自のNordLynxプロトコルで日本の自宅パソコンに直接接続にいくため、金盾により検知されにくくしています。
2年間のプランで月額$3.39(約530円)ExpressVPN
1年間のプランで月額$8.32(約1220円)
ココがポイント
- 同時に利用できる端末台数 :8
- サーバ数 :3,000台以上
- 暗号化: 軍事レベルの暗号化方式を採用
- スピード: 業界最高峰のスピード
- 金盾の規制回避専用サーバ(難読化サーバ):あり
- 独自のVPN環境の構築:なし
- 対応OS: Windows,Linux,Mac,iPhone,Androidなど
- 価格 :1年間のプランで月額$8.32 ビットコインによる支払可
- 返金ポリシー :あり。購入から30日以内なら返金可
ExpressVPN(エクスプレスVPN)は、90か国以上に3,000台以上のサーバを運用しています。長い間、ExpressVPNは中国で使えているVPNであるため、安心して使えます。
ExpressVPNは、中国の金盾を回避するためのサーバ(難読化サーバ)も提供されており、中国対策が十分にできているVPNといえるでしょう。
近隣の国にもサーバがあるため、速度的な心配もありません。
価格的には、他の2つのVPNよりも高くなっていますが、独自プロトコルの実装や業界初のRAMサーバ導入など、他にはない技術力が魅力です。
2022年10月にExpressVPNは、サーバ機器とネットワーク機器の刷新しました。ネットワーク帯域は、これまでの1Gbpsから10倍の10Gbpsになりました。また、サーバも1台あたりの処理性能がCPU4コアから20~32コアに更新されており、文字通り、桁違いの性能を発揮できる環境が整っています。
1年間のプランで月額$8.32(約1220円)
Surfshark
ココがポイント
- 同時に利用できる端末台数 :無制限!
- サーバ数 :3,200台以上
- スピード :業界最高峰のスピード
- 金盾の規制回避専用サーバ(難読化サーバ):あり
- 独自のVPN環境の構築:なし
- 対応OS: Windows,Linux,Mac,iPhone,Androidなど
- 価格 :2年間のプランで月額$2.19(約308円)(83%割引)
- 返金ポリシー :あり。購入から30日以内なら返金可
Surfshark は、60か国以上に3,000台以上のサーバを運用しています。
Surfsharkも、中国の金盾を回避するための難読化サーバが用意されています。一番の特徴は、安さと接続台数。VPNプロバイダの中でも、トップクラスの安さです。それでいて、利用できる端末台数は無制限!
VPNプロバイダとしての歴史は浅いですが、その分積極的に設備投資等を行い、業界内でもいち早く100%RAMサーバを実現しています。
また接続台数が無制限となっている点も魅力的です。
Surfshark は、2つ目のVPN候補としては最適なVPNとなっています。
2年間のプランで月額$2.19(約308円)中国でVPNが規制され、繋がらない場合の対処法
中国の金盾は、日々バージョンアップやアップグレードが行われています。
そのため、以前は使用できていたVPNも、急に繋がらなくなる場合があります。
そんな場合は、以下をお試しください:
- 接続先のサーバを変更する
- 使用するプロトコルを変更する
- 数日様子をみる
- 複数のVPNを契約しておく
VPNは、できる限りシンプルに操作できる様に、簡単なUIを採用をしています。
しかし、実際は色々と設定変更ができるため、スマホやパソコンに入れて安心するのではなく、VPNの設定や操作方法をできる限り理解しておくことをおすすめします。
それぞれを詳しく説明します:
接続先のサーバを変更する
金盾は、接続先のIPアドレスを参照して通信を遮断する場合があります。
VPNで接続先を選択して、金盾にブロックされた場合、他の接続先を選択してみましょう。
全てのIPアドレスがブロックされることは考えにくいため、別のIPアドレスであれば、接続できる可能性があります。
VPNソフトでは、接続先を選択できるため、接続する国と接続先のサーバを変えて、金盾を回避できるか確認してみてください。
使用するプロトコルを変更する
金盾は、接続先のIPアドレス以外にも、プロトコル(接続方式)をブロックする場合もあります。IPアドレスを変更しても金盾を回避できない場合は、プロトコルを変更してみてください。
NordVPNならNordLynx Protocol、ExpressVPNならLightway Protocolなど、独自のプロトコルが使える場合もあります。
数時間~数日様子をみる
金盾がアクセスをブロックしても、永遠にブロックする訳ではありません。数時間~数日間ブロックした後、またアクセスを許可する場合が多々あります。
そのため、接続先やプロトコルを変更しても金盾を回避できない場合は、数時間~数日の間、様子をみてください。
複数のVPNを契約しておく
金盾は、特定のVPNプロバイダを狙い撃ちでアクセスできなくすることもあります。
繰り返しになりますが、そんな時のために、複数VPNを契約しておきましょう。
年間契約であれば、VPNプロバイダ2社と契約をしても、月2,000円もいきません。
中国に入ってからだと、そもそもVPNサイトにアクセスできなかったり、ダウンロードできない可能性が高いため、日本にいる間に契約~パソコンへダウンロードしておきましょう。
中国でおすすめのVPNに関するQ&A(よくある質問)
ここでは中国でおすすめのVPNに関する質問に答えます。
中国で一番使えるVPNは?
中国で一番使えるVPNは、大手のNordVPNかExpressVPNとなります。一時的に中国が両社のVPNを制限する場合があるため、それを回避するため、少なくとももう一つVPNを契約しておきましょう。
最近では、日本製のVPNサービスも登場しており、今のところは接続できる様になっていますが、機能面があまり充実しておらず、運用実績もあまりないため、金盾のブロックを回避できるか分かりません。
中国で使えるVPNは、中国でダウンロードできますか?
中国国内からは、VPN系サイトへアクセスできません。そのため、NordVPN、ExpressVPN、Surfsharkは、予め日本や香港などでダウンロードする様にしましょう。
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中国で使える無料VPNは?
中国は、無料VPNは使えないと考えておいた方がよいでしょう。
金盾に頻繁にブロックされる傾向にあり、まともに使えない可能性が高くなっています。
また、無料VPN全般にいえることですが、無料VPNはアクセス先のIDやパスワードを盗み取っている可能性があるため、おすすめできません。
【まとめ】中国で使えるおすすめVPNトップ3
これまでの内容をまとめます。
中国で金盾による検閲を避けて、日本でアクセスできるSNSやニュースサイトを閲覧するには、VPNが必要不可欠です。
中国で使えるおすすめのVPNトップ3は以下となります。金盾が1つのVPN通信を止めても、SNSやニュースサイトにアクセスできる様にするため、VPNは異なる2つを契約する様にしましょう:
NordVPN 信頼性とセキュリティでは右に出るものなし! |
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ExpressVPN 全世界で一定のスピード、実証済みのプライバシー保護! |
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Surfshark 「安さ」「利用端末台数」ではSurfsharkが勝ち! |
2年間のプランで月額$2.19(約308円) |
最近は、為替が大きく動いているため、値段は常に最新のものを確認する様にしましょう。当サイトでも、できる限り価格情報は最新に保つ様にしています。
VPNを選ぶ時のポイントは「接続できること」「高すぎないこと」「複数のVPNを契約しておくこと」「日本語のサポートサービスが提供されていること」です。
また、パソコンやスマホはにVPNを入れるだけでは、セキュリティは万全ではありません。
使用しているパソコンやスマホのソフトウェア更新版が出た後は、Windows Updateなどを行い、最新のものを適用しましょう。
パソコンやスマホのソフトウェア更新は無料で行え、その上、セキュリティも強化されます。
最後に、コンピュータウィルスによる被害に遭わない様に、アンチウィルスソフトを入れましょう。
おすすめは、「定番のセキュリティソフト ノートン 360 」です。
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VPNを使い、中国ライフを快適なものにしていきましょう。
以上です。