本記事は、今注目の海外保険「Nomad Insurance(ノマド保険)」を説明します。
これから海外旅行に行く方々、既にノマド生活をされている方々は、海外保険に入っているでしょうか?
海外旅行には行きやすくなったものの、安全な日本と比べると、海外には病気やトラブルが発生するリスクが潜んでいます。
以前は、クレジットカードに付帯する保険で、色々と海外旅行の「もしも」の費用をカバーできました。しかし、最近は、飛行機代やホテル代を払ったクレジットカードでないと、保険が適用されなくなりました。クレジットカードの利用額が低いと、保険適用されない場合もあります。
また、クレジットカードは、出国後最大3カ月までしか、保険が適用されません。
長期間、海外に行く予定のある方は、困りますね(涙)。
しかし、そんな時の強い味方がSafetyWing社が提供するNomad Insurance(ノマド保険)。
Nomad Insurance(ノマド保険)は、「世界中に拠点を持ち」、「完全リモートで運営されている」SafetyWing社が提供する保険です。ノマド暮らしをする方や長期間、海外に滞在する方の「痒い所に手が届く」様にできています。
SafetyWing社が提供するNomad Insurance(ノマド保険)は、5日間から加入できます。また、出国後も保険に入ることができる優れもの。安全な国からちょっと心配な国へ行く場合にも、気軽に入ることができるのでおすすめです。
コロナ罹患時の補償や旅行中に病気になっても入院費の一部を補償してくれるため、心強い味方になってくれるでしょう。
本記事時では、海外生活歴15年以上、ノマド生活や海外駐在も経験したことのある僕が、Nomad Insurance(ノマド保険)の魅力をしっかりと説明します。
なお、お急ぎの方は以下のアプリから、ノマド保険の金額を算出できますので、ご確認ください:
海外ノマド中や海外旅行中に保険が必要になるケース
海外ノマド中や海外旅行中に保険が必要になるケースは多々あります。中には、意外な理由で必要になる場合も。
以下に、海外保険が必要になるケースを示します:
- 海外で病気をした場合
- 海外でスマホや私物を失くした/盗まれた場合
- クレカに付帯している保険では満足できない場合
- 海外ノマド中に、一時帰国する場合
それぞれを詳しく説明します。
海外で病気をした場合
保険が必要になる場合で最も多いケースが、海外で病気をした場合。
自分も食中毒や急性胃腸炎で海外で病院に運ばれたことがありますが、この時には保険に入っていてよかったと思いました。
現地では、一時的に立替える必要がありますが、海外の治療費を負担せずに済むのは本当にありがたいですね。
最近では、コロナにも対応していますので、保険は海外で病気をした時の心強い味方となります。
海外でスマホや私物を失くした/盗まれた場合
日本で暮らしていると考えられませんが、海外では、外でスマホやカバンを持ち歩いていると、盗まれる可能性が高いです。
最近のiPhoneは高いし、重要なデータがたくさん入っているので、盗まれると大変。また、カバンにはパスポートや現金が大量に入っている場合が多いです。
こうしたカバンやカバンの中に入っていた物、スマホなどを盗まれても、保険に入っていればある程度の金額まではカバーしてくれるので、大変便利です。
クレジットカードに付帯している保険では満足できない場合
クレジットカードに付帯している保険には、2種類あります:
- 自動付帯:クレジットカードを所有しているだけで有効になるもの
- 利用付帯:そのカードを使用して支払わないと有効にならないもの、年間一定額以上使用しないと有効にならないもの
最近は、旅費を支払ったクレジットカードでないと保険適用されないものが多くなっています。また、注意が必要なものとして、保険期間があります。
クレジットカードの保険は、自動付帯・利用付帯に関わらず、90日分しか補償されません。ワーホリであっても、90日しか補償されないため、十分でない場合が多いです。
そんな時には、ちゃんとした保険に入っていると心強い味方になってくれます。
一時帰国する場合
ワーホリや海外ノマドをしていても、日本に一時帰国することはよくあります。盲点なのは、海外に住んでいると、日本の国民健康保険の資格を取得できないこと。
つまり、日本に一時帰国している間に病気になった場合、全額自己負担となります(涙)。
こんな時、母国に帰国する際にカバーしてくれる保険があれば大変便利です。
SafetyWing社のノマド保険「Nomad Insurance」とは
SafetyWing社は、上記のすべてに対応した海外保険「Nomad Insurance」を提供しています。
海外ノマド、ワーホリ、海外駐在などで海外に滞在する場合に入れる保険で、なんと海外に出発後も入ることができます。日本の保険は出発前に加入する必要があるので、ありがたいですね。
ここでは、Nomad Insuranceを詳しく説明します。
Nomad Insuranceの特長
Nomad Insuranceは、海外ノマド、ワーホリ、海外駐在などで海外に滞在する場合に入れる保険です。
インターネットから申し込みができて、すぐに加入できるため、時間のない方にとっても、嬉しい保険となっています。
また、保険に加入するための金額は低めに抑えてあるため、入りやすい保険といえるでしょう。
Nomad Insuranceに入るメリットとデメリットを詳しく説明します。
Nomad Insuranceに入るメリット
Nomad Insuranceの保険に加入するメリットは、大きく6つあります:
- スマホ・パソコンからいつでも申し込める
- 申し込みや解約は、いつでも、どこでもOK
- 他の保険と比較すると低価格
- 保険でカバーできる内容をカスタマイズできる
- 日本への一時帰国時も保険がカバー(一部条件あり)
- 更新時の手続きは不要(自動更新)
それぞれを詳しく説明します:
スマホ・パソコンからいつでも申し込める
Nomad Insuranceは、インターネットに接続できる環境があれば、どこからでも申し込むことができます。
海外旅行会社の窓口だと、申請書に色々と記入したり、パスポートが必要だったりと、煩わしい作業が多くありますが、Nomad Insuranceだと、インターネット経由で申し込めるので、便利です。
また、数分で登録が完了するため、とても早く保険に入ることができます。
少ない操作で、必要な保険に入ることができる様にサイト内が工夫されているため、東南アジアなどのインターネット回線が整っていないところでも、確実に、早く保険に入ることができます。
申し込みや解約は、いつでも、どこでもOK
Nomad Insuranceは、5日~SafetyWing社のHP上で申し込みできます。最長で364日まで申し込むことができます。
解約はSafetyWing社のHP上のチャットかメールで簡単に手続きができます。保険期間の開始前であれば、全額返金されます。
また、一度Nomad Insuranceの保険に入れば、180以上の国のどこに移動しても、保険対象となります。気を付けなければいけないのは、アメリカ・イギリス・EU・国連の制裁対象となっている国(イランや北朝鮮など)は補償対象外となっている点です。
普通の海外旅行であれば、その様な国を訪問することはないと思いますが、念のため、海外旅行先の国が制裁下にないか確認した上で、Nomad Insuranceに加入する様にしましょう。
他の保険と比較すると低価格
Nomad Insuranceは、39歳まであれば、4週間(28日間)をUSD56.28(約9,000円)で加入できます。
5日間でOK、という場合はUSD10.05(約1,600円)と、更に安くなります。
クレジットカードに付帯している保険が使えない場合、ちょっとした海外旅行はこれで十分だと思います。
保険でカバーできる内容をカスタマイズできる
Nomad Insuranceは、保険でカバーできる内容をカスタマイズできます。
例えば、4週間(28日間)、USD56.28(約9,000円)の保険には、電子機器が盗難された場合の補償は入っていません。
電子機器が盗難された場合の保険を追加したい場合は、オプションとして追加できる様になっています。
また、他にも追加できる保険としては、スポーツ系(パラグライディング、スカイダイビング、サーフィンなど)があります。海外でこの様なリスクの高いスポーツを楽しみたい場合は、この補償を追加しておいて損はないでしょう。
日本への一時帰国時も保険がカバー(一部条件あり)
Nomad Insuranceは、日本や母国に一時帰国している間もカバーしてくれます。
ワーホリや海外ノマドをしていると、日本の国民健康保険から抜けている場合が多く、その場合に日本で病院のお世話になると100%自己負担となります。
しかし、Nomad Insuranceに入ると、90日以上海外にいれば、その後日本に一時帰国した際、30日間は日本で予期しなかった風邪などの治療を受けた場合、その補償を受けることができます(治療目的で日本に一時帰国した場合は、保険適用外となります。一時帰国中に風邪を引いた、何かに感染した場合、保険の適用対象となります)
更新時の手続きは不要(自動更新)
Nomad Insuranceは、指定した期間分を先払いするか、期間を決めずに毎月支払うかを購入時に、選択できるようになっています。
期間を決めずに毎月支払う場合は、4週間ごとに画面に表示されている金額がクレジットカードへ請求されます。
キャンセルは、Nomad InsuranceのWebサイトから申請するか、メールを送信すれば簡単にできる様になっています(連絡先の詳細は後述)。
Nomad Insuranceに入るデメリット
Nomad Insuranceには、入るメリットもあれば、残念ながらデメリットもあります:
- サイト内は英語のみ
- 250ドルは自己負担
- 一部スポーツは別途費用がかかる
- スマホなどの電子機器の盗難保険は別途費用がかかる(また28日以上の期間の加入が必要)
それぞれを詳しく説明します:
サイト内は英語のみ
Nomad Insuranceを提供するSafetyWing社はアメリカ企業です。そのため、すべてのサービスは英語で提供されています。日本語を期待する方には少しハードルが高いかもしれません。
ただ、海外へ長期間行く方は、通常の英会話ができるレベルだと思います。そのレベルであれば、やりとりに苦労することはないでしょう(保険の請求は、メールやチャットのため、リアルタイムの会話能力は求められません)。
250ドルは自己負担
Nomad Insuranceに請求できる病気、ケガ、盗難に遭った場合でも、250ドルは自己負担する必要があります。
そのため、治療費や盗難されたものが250ドル未満の場合は、請求できません。
ただ、最近のスマホやパソコンは250ドル以上のものばかりですし、治療費も250ドル未満ならクレジットカードや現金を両替すれば支払えるレベルのものです(これまでの経験上、治療費が低い場合、市販の風邪薬などで何とかなるケースがほとんどです)。
スマホも、病院にいかなくてはいけないぐらいの酷い病気の治療も、500ドル以上かかるものなので、海外保険に入る価値は多いにあると思います。
一部スポーツはオプションに別途加入しておいた方が無難
「ケガをするリスクのあるスポーツ」や「他人にケガをさせるリスクのあるスポーツ」を行う場合、これらのリスクに対応した別オプションにも入っておいた方がよいでしょう(慣れているので自分は大丈夫だ、という方はオプションに入る必要はありません)。
マリンスポーツ(サーフィン、ウェイクボード、他)などは、他人と接触してケガをさせてしまう場合があるので、その様なスポーツを体験する場合は入っておいて損はないでしょう(ケガをさせてしまった場合は、数十万円では済まない場合がほとんどです)。
スマホなどの電子機器の盗難保険は別途費用がかかる・28日以上の期間の加入が必要
スマホなどの電子機器の盗難にも備えたい場合も、別オプションに入る必要があります。
スマホ・ノートパソコンは、最も盗難の被害に遭いやすい電子機器となっているため、入っていて損はないでしょう。
東南アジア・ヨーロッパ、場所に関わらず、スマホは原付・自転車でさっと奪いやすい電子機器ですので、念のため、ストラップを付けておくとよいと思います。
また、ノートパソコンでも、スタバなどで広げていると、気を抜いたら一瞬で盗られます。海外ノマドやワーホリで、どうしても外でノートパソコンを広げる必要があれば、このオプションには入っておくことをおすすめします。
なお、電子機器の盗難保険のオプションに入るには、28日以上Nomad Insuranceに加入する必要があります。
SafetyWing社のNomad Insuranceが向いている人
SafetyWing社のNomad Insuranceは、以下の人におすすめです:
- 海外ノマドする人・している人
- ワーホリする人・している人
- 長期間、海外旅行する人
- ギャップイヤーを取得して海外旅行する人
- 海外に移住する人・した人
- これから短期の海外旅行をする人
上記に該当しない方でも、日本を出て、海外に行く人はNomad Insuranceを検討する価値があると思います。
Nomad Insuranceの補償内容と料金
ここでは、Nomad Insuranceの料金と特長を説明します。補償内容と料金など、保険に加入する上で気になるポイントも網羅します。
補償内容
Nomad Insuranceが補償してくれる内容は、以下となります。海外旅行中の不測の事態に備えるための医療保険となるため、ガン・既往症に対する補償はありません。
詳細はSafetyWing社のページにあります。補償内容が更新・変更されている場合もありますので、必ずご自身でご確認ください。また、不明点はメールやチャットで問い合わせる様にしてください。
風邪や病気になった場合の補償(コロナ含む)
補償内容 | 補足 |
---|---|
本国(日本)での医療補償 | 90日間以上、海外に滞在した場合のみ、帰国中、最大30日間(米国住居者は15日間)補償してくれます。 |
急な病気やケガの医学的に必要な治療(入院または外来) | |
処方薬 | |
救急車および緊急輸送 | |
設備の整った病院への緊急輸送(医療避難) | |
医学的理由による帰国(帰国) | |
病院外のケア | 病院からリハビリなどのための医療機関に送られた場合の治療費 |
X線(レントゲン検査)・MRIスキャン・CTスキャン・血液検査などによる診断 | |
病院ベッドや車椅子のレンタル | |
義肢 | |
理学療法またはカイロプラクター | |
痛みを和らげる緊急歯科治療 | |
事故後の緊急歯科治療および手術 | |
緊急眼科検査 | |
病院1泊につき、$100の支給(入院補償) | |
重篤な病気やケガに関連する家族(1名)の訪問 | |
事故で手足や目を失った場合の現金支払い |
・手:手首かそれよりも更に上の部分を失った場合 |
妊娠の合併症 | 子宮外妊娠、流産、妊娠悪阻(つわり)、子癇前症、子癇、稽留流産、および同等の重症度の症状 |
既往疾患またはケガの緊急治療 | |
コロナ関連 |
・COVID-19の医療治療 |
旅費関連の補償
補償内容 | 補足 |
---|---|
予期せぬ宿泊(2日まで) | |
手荷物の紛失(10日経過した後も紛失したままの場合) | |
盗難に遭ったパスポートや旅行ビザ | |
本国での予期せぬ出来事により帰国が必要な場合 |
・家事や悪天候により、自宅の40%以上が損傷した場合 |
入院した場合に子供を自宅へ送り届ける必要がある場合 | |
現地の混乱から、母国または近隣の安全な国への避難 |
・Nomad Insuranceの補償開始日は、渡航勧告などが発出される前となっている |
自然災害による避難時、異なる場所に宿泊した場合 | |
ペットを自宅に輸送する場合 | 一人でペットと旅行中に入院し、ペットを自宅に輸送する必要がある場合 |
誘拐や強制輸送による強盗 |
金額
Nomad Insuranceの金額は年齢別、オプション別に設定されています。以下は、2024年5月時点の情報です。
年齢別の金額
以下は年齢別の金額の一覧となります。
- 10-39歳:4週間 → USD56.28 (約9,000円)
- 40-49歳:4週間 → USD92.40 (約14,800円)
- 40-59歳:4週間 → USD145.04 (約23,200円)
- 60-69歳:4週間 → USD196.84 (約31,500円)
オプション別の金額
以下は、オプション別の金額となります。上記の年齢別の金額に加算されます。
- リスクの高いスポーツ用
USD10.00 (約1,600円) - 電子機器類の盗難用
USD10.00 (約1,600円) - アメリカ旅行用(10-39歳)
USD48.16 (約7,700円) - アメリカ旅行用(40-49歳)
USD79.52 (約12,700円) - アメリカ旅行用(50-59歳)
USD137.76 (約22,100円) - アメリカ旅行用(60-69歳)
USD189.28 (約30,300円)
最新の金額はSafetyWing社のサイトからご確認ください。
支払方法
Nomad Insuranceは、クレジットカード(VISA/Mastercard/American Express(AMEX))での支払いを受け付けています。
Nomad InsuranceとNomad Healthの使い分け方
SafetyWing社は、Nomad Insuranceとは別に、Nomad Healthという種類の保険も提供しています。
Nomad Insuranceは「海外旅行用の医療保険」、Nomad Healthは「総合的な医療保険」となっています。
海外で長期滞在して、健康診断なども受けたい、ワクチンも補償して欲しい場合は、Nomad Insuranceよりも、Nomad Healthをおすすめします。なお、Nomad Healthは、日本も適用対象となります。
ただ、Nomad Healthの難点は、手厚い補償内容の分、月額費用も高め(1ヶ月USD133.00~)に設定されているところ。
ワクチンは事前に受ける(もしくはワクチンは必要ない衛生的な国に行く)、健康診断が必要なほど海外に滞在する予定がない場合は、Nomad Insuranceで十分でしょう。
Nomad Insurance加入前の注意点
Nomad Insuranceに加入する前に以下に注意しましょう。また、必ずご自身でNomad Insuranceの補償内容を確認してください。
70歳以上は加入できません
Nomad Insuranceは、70歳以上は加入できません。70歳以上で、ノマド生活をする方は多くないと思いますが、その様な方は他の海外保険に入りましょう。
USD250.00は自己負担
デメリットにも記載しましたが、Nomad Insuranceは「USD250.00は自己負担」となります。
そのため、完全に補償される場合でも、USD250.00は戻ってきませんので、注意が必要です。
また、補償対象であっても、USD250.00未満の損害である場合は、何も支払われることはありません。
ただ、通常は、USD250.00よりも大きい金額が必要になる場合がほとんどです。そのため、電子機器の盗難やケガなどで、USD250.00未満で済んだ場合は、運がいい方だと思った方がよいでしょう。また、補償対象額は364日以内であれば、加算してくれるため、年間の被害総額がUSD250.00を越えれば、越えた分は保険金が支払われます。
Nomad Insurance加入前に、クレジットカードの保険で十分ではないか要確認
Nomad Insuranceは、5日~加入できる海外保険で4週間加入しても1万円もいかず、お手軽に入れる保険です。
しかし、飛行機代やホテル代をクレジットカードで支払った場合は、クレジットカードの海外補償が使える場合があります。最近は保険対象が厳しくなっていますが、それでも、タダで補償してもらえるならそれを使うに越したことはありません。
今回の海外旅行はクレジットカードの海外補償対象でないことを確認した上で、Nomad Insuranceに入る様にしましょう。
Nomad Insuranceへの加入方法
Nomad Insuranceへは、SafetyWing社のサイトから加入できます。
ここでは、ステップバイステップ形式で、Nomad Insuranceに加入するまでの手順を説明します。
Nomad Insuranceのサイトへアクセス
ここからSafetyWing社のNomad Insuranceサイトにアクセスします。
Nomad Insuranceへアクセス
「Go to Nomad Insurance」を選択します。
次の画面の「Sign me up」を選択します。
SafetyWing社のアカウント作成
「Email」、「Password」を入力後「Continue with email」を選択します(画面上部のGoogle、Facebook、Appleでアカウント作成してもOKです)。
名前・誕生日を入力
「First Name」(名前)、「LastName」(名字)、「Date of birth」(誕生日:日・月・年の順番に入力)を入力して「Continue」ボタンを選択します。
「Date of birth」の後ろにあるチェックボックスにチェックを入れると、新しいプロダクトやキャンペーン情報がメールで届く様になります。
国籍と居住国の入力
SafetyWing社の保険に入れるかを確認するため、Citizenship(国籍)とHome Country(居住国)を選択します。
日本に住んでいる日本人であれば、以下の画面の様に、両方とも「Japan」を選択→「Continue」ボタンを選択します。
住所(郵便物の配達先)
郵便番号を入力します。すると、ある程度の住所が入った入力フォーム画面に移動しますので、抜けている部分を入力してください。
日本の住所を入力し、虫眼鏡アイコンを選択します(英語・日本語どちらでもOK)。「Enter address manually」を選択すると、検索機能を使わずに住所を入力できます。
住所の続きを入力します。以下は東京都庁の住所です。
加入する保険の情報を入力
Nomad Insuranceで加入する期間、追加するオプションを入力します。詳細は以下の「Coverage Period(補償期間)」、「Optional add-ons(追加するオプション)」をご確認ください。
Coverage Period(補償期間)
デフォルトのままだと、4週間(28日)分の金額で、かつ、自動更新となります。
補償期間を28日未満にしたい場合は「I want to pay upfront for a trip with an end date」を選択します。
「Start Date」(開始日)「End Date」(終了日)を入力できる様になりますので、海外滞在中の期間を入力します。
Optional add-ons(追加するオプション)
追加できるオプションは「US coverage」「Adventure Sports」「Electronic theft」の3つあります。それぞれを詳しく説明します:
- 「US coverage」
アメリカに行く場合に加入が必要な保険(アメリカに行かない場合は選択不要) - 「Adventure Sports」
リスクの高いスポーツをする場合の保険(リスクの高いスポーツをする予定がなければ選択不要) - 「Electronic Theft」
電子機器の盗難時の保険(28日未満の海外旅行であれば選択不可、また不要であれば選択不要)
各オプションの下にある「+ Add」ボタンを選択すると、画面右上の合計金額に即時反映されます。
携帯番号・性別・死亡保険の受取人(Beneficiary)の入力
携帯番号・性別・死亡保険の受取人(Beneficiary)を入力します。
入力完了後は「Next」ボタンを選択します。
旅先の国名を入力
旅行先の国名を入力します。
最初の目的地のみの入力でもOKですが、念のため、旅行前に分かっている行き先の国をすべて入力することをおすすめします(以下の画面例では、インドネシア・フィリピン・カンボジア・マレーシアを行き先に指定しています)。
同伴者の入力
海外旅行の同伴者の情報を入力します。Biological sexには、誕生時の性を指定ください。
大人1名につき、18歳未満のお子様を1名無料で追加できます(上限は18未満のお子様2名まで)。
同伴者は「Add another member」を選択して、詳細情報を入力します。
複数人の大人をここでまとめて登録することもできますが、その場合は、現在のアカウントを通してのみ、保険金の請求ができます。
それぞれの請求状況を確認できるようにするには、大人はそれぞれでアカウントを作成して、Nomad Insuranceに加入することをおすすめします(SafetyWing社も、大人はそれぞれがアカウントを作成して契約することを推奨しています)。
同伴者を入力した場合は「Next」ボタンを選択します。同伴者を入力しない場合は「I'm going solo」ボタンを選択します。
入力情報の確認
これまでに入力した情報が画面上に表示されます。
入力した情報に誤りがなければ「Move to payment」ボタンを選択します。
入力した情報に誤りがあれば、画面左上の「Back」ボタンで戻り、修正後、また本画面を表示します。
支払情報の入力
最後にNomad Insuranceに、海外保険の支払いを行います。
VISA/Mastercard/American Express(AMEX)のクレジットカードを受け付けているため、カード番号・カードに記載されている利用者名・CVV・有効期限・住所を入力します。
その後、画面左下の「Purchase Policy」ボタンを選択して、申し込み・支払いを行います。
購入後は、マイページで詳細が確認できるようになります。
Nomad Insuranceの使い方(保険金の請求方法)
Nomad Insuranceに入り、海外旅行中に病院のお世話になった場合(医療保険の請求の場合)、先に支払いを行い、後からSafetyWing社に請求する形になります。
Nomad Insuranceの保険が切れた後、60日以内に請求してください。また、もし入院となった場合は、できる限り早くSafetyWing社にその旨を伝える様にしてください(必ず入院中にSafetyWing社に連絡してください)。
SafeyWing社のサイトにログイン後、Claim用ページに移動して請求します。すでにログインしている状態であれば「Claim用ページ」からアクセスできます。
また、メール「support@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットからも請求できます。
具体的な手続きの流れは、以下となります:
必要書類の準備
まずは、保険金を請求するために必要な書類・情報があることを確認します。必要な書類・情報は以下4点:
- 医師の診断書
症状、診断結果、治療内容の詳細が記載されていることを確認してください。 - 診察の請求書(何に対する支払いがされたのかが明記されているもの・分かるもの)
- 関連するレシート(領収書)や支払い証明書
- 銀行口座の詳細情報
必要書類に不明な点や不安な点がある場合は、メール「support@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットで問い合わせを受け付けていますので、そちらでご確認ください。
必要書類・情報をメールで送付
SafetyWing社にメール「support@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットで保険金を請求したい旨を伝えます。
SafetyWing社のサポートとやりとりを行う
SafetyWing社とメール「support@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットでやりとりを行います。チャットであれば、すぐに応答してもらえるので、メールの応答が3日以上ない場合などは、チャットも有効活用する様にしましょう。
保険金の請求が承認された場合は、通常45日以内にUSD250.00が差し引かれた金額が、指定の銀行口座に振り込まれます。
Nomad Insuranceに関するよくある質問
ここでは、Nomad Insuranceに関するよくある質問に回答します。
SafeyWing社はどこの企業ですか?
Nomad Insuranceを提供するSafeyWing社は、ノルウェー人のSondre Rasch氏が他2名と起業しました。アメリカのサンフランシスコに本社を置いています。本業は、ノマド用保険の提供です。
Sondre Rasch氏は、最終的にはインターネット上に国を作り、市民権をサービスとして提供することを目指しています。その活動の一環として、SafetyWing社を創業しました。
入院した場合の注意点はありますか?
入院した場合、できる限り速やかにSafetyWing社に入院した旨を伝える必要があります。遅くとも「退院前には」入院している旨をSafetyWing社に伝えてください。「claims@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットで連絡する様にしてください。
電子機器やパスポートの窃盗・盗難に遭った場合の注意点はありますか?
電子機器やパスポートの窃盗・盗難に遭った場合、最寄りの掲載に24時間以内に届け出てください。また、速やかに「claims@safetywing.com」やNomad Insuranceサイト内のチャットで連絡する様にしてください。
保険金の請求時に気を付けておくべきポイントはありますか?
保険金の振込先などは、Claim時(請求時)に確認してください。日本人の場合は、日本の保険会社が対応していますので、日本の銀行口座への振り込みにも対応しています。
なお、保険金の振込時には、必ずUSD250.00が差し引かれますので、その点だけは気を付けておいた方がよいでしょう(満額は戻ってきません)。
保険金を請求してからおよそ何日ぐらいで振り込まれますか?
保険金が請求できることをSafetyWing社にメールやチャットで確認後、振り込みまでに約45日ほどかかります。場合により、45日以上かかることもあります。
すぐに保険金が支払われるわけではないので、ご注意ください。
日本語版はありますか?
残念ながら日本語版はありません。
しかし、SafetyWing社のサイト内では難しい英語を使っていないので、海外ノマドや海外留学を経験しようとされている方(英語に慣れている方)には、十分理解できると思われます。
その他、海外サービスを利用する際に必要となるツール
本記事で紹介したSafetyWing社のNomad Insuranceは、短期の海外旅行から海外ノマド・ワーホリなど、海外に出る方の頼もしい味方になってくれるでしょう。
Nomad Insuranceに入り、万全の状態で海外へ行っていただければと思います。
なお、海外に出ると、インターネットを経由してアクセスできないサイトが出てきます(Yahoo!JapanやYahoo!メールの一部機能など)。
また、NetflixやAmazonプライムでは、日本版のチャンネルが視聴できなくなります。
その様な時はVPNを活用して、アクセスできるようにしましょう。VPNでのおすすめは「NordVPN(ノードVPN)」です。詳細は「神VPN:NordVPNを徹底的に解説!機能一覧と熱い使い方」をご確認ください。
以上です。