ExpressVPN(エクスプレスVPN)は、品質の安定した大手VPNプロバイダです。
他のVPNプロバイダと比較すると、ExpressVPNの最大の特徴は「安定した通信」と「設定項目が少ない」点です。ExpressVPNは、使いやすさを重視したVPNソフトウェアといえるでしょう。
しかし、海外のVPNプロバイダのため、登録方法(購入方法)や便利な設定などが分からない、初めてで使いこなせるか不安、という方もいると思います。
本記事では、そんな方のためにExpressVPNの使い方を「画像付き」で「分かりやすく」説明します。
既にExpressVPNをお持ちの方は、以下より「設定・使い方を説明している箇所」に直接、飛ぶこともできます:
まずはExpressVPNで実現できることを知りたい方は「ExpressVPNが選ばれ続ける理由を徹底解説!」をどうぞ。
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ExpressVPNの登録手順(購入手順)
ここでは、ExpressVPNを使うために必要なアカウント登録手順(ExpressVPNの購入手順)を説明します。
ExpressVPNを購入した後、アカウント登録を行う手順となります。
詳細は以下の通りです:
登録手順1:ブラウザでExpressVPNサイトへアクセス
ここからExpressVPNサイトへアクセスし、「ExpressVPNを購入する」ボタンを選択します。
登録手順2:ExpressVPNの料金(プラン・価格)、メールアドレス、支払方法を選択して購入
ExpressVPNは、一画面で購入が完了できる様になっています。
選択・入力する箇所は、上から以下の様に並んでいます:
- 料金(プラン・価格)
- メールアドレス
- 支払い方法
それぞれの詳細は以下の通りです:
料金(プラン・価格)を選択
ご希望のプランを選択します(1年プランを選択すると、月額費用が一番安くなります)。
少しだけ試してみたい、という方は1か月プランでもOK。
メールアドレスを入力
自分のメールアドレスを入力します。ここで入力するメールアドレスに購入完了メールが届きます。
支払方法を選択
クレジットカード、PayPal、ビットコイン及び、その他支払い方法のいずれかから、支払方法を選択できます。
ここでは、クレジットカードを選択しています。必要な情報を入力後は「すぐに購入する」を選択して、購入処理に進みます。
購入処理・購入完了
「お支払い手続きを処理しています。」と表示されます。しばらく待つと、購入が完了し、ExpressVPNのパスワード設定画面が表示されます。
また、このタイミングで、購入完了メールが届きます。
もし、誤って画面を閉じてしまっても、メール内の「Set Up ExpressVPN」ボタンや最下部のReset your passwordを選択すれば、設定を続けることができます。
登録手順3:パスワードの作成
ExpressVPNのパスワード設定画面には、ログインするためのパスワードが表示されています。
このままのパスワードでよければ「このパスワードで続ける」を選択し、自分でパスワードを設定したい場合は「パスワードの作成」を選択します。ここでは、「パスワードの作成」を選択します。
次の画面で新しいパスワードを入力し「パスワードを保存する」を選択します。
登録手順4:ダウンロードとアクティベーションコードの記録
ExpressVPNのダウンロード画面が表示されます。
画面に表示されているアクティベーションコードは、ExpressVPNをインストールする際に必要となりますので、どこかに記録しておきましょう。
これでExpressVPNの登録・購入は完了です。
ExpressVPNの設定:Windows版ダウンロード~インストール
ExpressVPNを購入後は、ダウンロードしてインストールします。
ここでは、ExpressVPN Windows版におけるダウンロード~インストール~設定までを説明します。
1.Windows版ダウンロード
ブラウザからExpressVPNにアクセスして、Windows版ExpressVPNのインストーラをダウンロードします。
ExpressVPNの画面を閉じている方は、ここからExpressVPNにアクセス→ログインしてください(画面左上のマイアカウントを選択してください)。
ログイン後の画面から「Windows版をダウンロード」ボタンを選択して、ExpressVPN Windows版をダウンロードしてください。
また、画面下の「アクティベーションコード」は、Windows版にログインする時に必要となるので、コピーするかメモ帳に貼り付けておくようにしてください。
2.Windows版インストール
ExpressVPN Windows版のインストール作業は、難しくありません。
以下の手順に従い、インストール作業を行ってください。
1.インストーラ実行
ダウンロードしたExpressVPN Windows版をダブルクリックして、インストールを開始します。
1.1. インストーラ起動画面#1
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と表示されるため「はい」を選択します。以降、同様の画面が出てくる場合は必ず「はい」を選択してください。
1.2. インストーラ起動画面#2
「インストール中…」ダイアログが表示されるため、インストールが完了するまで待ちます。
2.起動・サインイン
インストールが完了すると、サインイン画面が表示されるため、そのまま進めます。
2.1. サインイン画面
ExpressVPN Windows版が起動するため、「サインイン」ボタンを選択します。
2.2. 処理中画面
処理中になります。「確認画面」が表示された場合は「はい」を選択してください。
2.3. アクティベート画面
先ほどコピーしたアクティベーションコードを入力し「続行」ボタンを選択します。
2.4. 自動起動設定画面
Windows起動時に自動起動するか選択します。ここでは「いいえ」を選択します。
2.5. データ収集への同意画面
ExpressVPNによるデータ収集に同意するか選択します。「いいえ」を選択します。
2.6. ExpressVPN初期画面
ExpressVPN Windows版の初期画面が表示されます。
これで一連のインストール作業は完了です。
なお「自動起動設定画面」や「データ収集への同意画面」は「OK」ボタン、「いいえ」ボタンのどちらを選択してもOKです。
お好みに合わせて選択してください。
3.VPNサーバへの接続方法
ExpressVPN Windows版を起動します。
スマートロケーションとして、最寄りのアクセス先が表示されます(自分の場合は、Japan - Shibuyaとなります)。
3.1. ExpressVPN 画面(VPN接続前)
「クリックして接続」(電源)ボタンを選択して「Japan - Shibuya」のVPNサーバに接続します。
3.2. ExpressVPN (VPN接続後)
画面背景が緑色になり「接続完了」となります。もう一度電源ボタンを選択すると、VPN接続を解除します。
これで、世界中のどこにいても、渋谷VPNサーバからインターネットにアクセスしている様に、他のWebサイトからは見えます。
ExpressVPNの設定:Windows版の各種設定
ExpressVPNの設定は、画面左下の三本線のアイコン(通称:ハンバーガーメニュー)から確認・変更できます。
主な設定は「オプション」を選択して確認・変更できます。
ExpressVPNは、デフォルトで使える状態となっているため、色々と設定を変更する必要はありません。
ここでは知っておくと便利な「オプション」内の設定を中心に説明します。
一般
オプション「一般」では、起動、Network Lock(ネットワークロック)、スプリットトンネルの設定ができます。
推奨設定は以下の通りで、ほぼデフォルトとなっています:
- 起動:常時VPNに接続しない場合は上2つだけON
- Network Lock(ネットワークロック):すべてON(デフォルト)※
- スプリットトンネル:ON(デフォルト)
※ネットワークロックは、通称キルスイッチ(Kill Switch)と呼ばれています。詳細は後述します。
起動、Network Lock、スプリットトンネルで設定できる各項目の詳細を以下に示します:
起動
起動では、Windows起動時に、ExpressVPNも起動するかを設定します。お好みに合わせて設定してください。
常時接続しない場合は「ExpressVPN起動時に最後に使用したロケーションに接続する」はOFFにしておくとよいでしょう(VPN接続は少しとはいえ、インターネットアクセスの速度が落ちるため)。
Network Lock(ネットワークロック)、Kill Switch(キルスイッチ)
Network Lock(ネットワークロック)は、VPN通信が何らかの理由で切れた場合、すべてのインターネット接続を遮断する仕組みです。
Network Lockは、ExpressVPN独自の呼び名で、一般的にこの様な機能をKill Switch(キルスイッチ)と呼びます。
ネットワークロックを有効にした状態で、VPNが切断されると、VPN接続が復旧するか、ネットワークロックを無効にするまで、インターネットの接続はブロックされた状態となります。特定のアプリのみにネットワークロックを適用することもできます。
日本では、VPNを通さないと閲覧できないコンテンツ(Netflixの特定の映画など)を「確実に閲覧したい時」にネットワークロックが活躍します。
無料Wi-Fiなど、通信が不安定な環境に接続している場合、スマホやノートパソコンは、VPNとキャリアネットワークを頻繁に切り替えて、通信を行う場合があります。この時、インターネットには接続できているけど、閲覧したいコンテンツが観れなくなりますが、原因がインターネットとVPNのどちらにあるか分かりません。
ネットワークロックを有効にしていると、通信が不安定であれば、インターネットにアクセスできなくなるため、原因が「不安定な通信」にあると分かります。この場合は「モバイルWi-Fiに切り替える」、「PCならスマホのテザリングに切替→更にVPNを使用する」などの対策を取れば、対象のコンテンツを閲覧できる様になります。
「ローカルネットワーク上のデバイス(プリンターやファイルサーバーなど)へのアクセスを許可する」は、チェックボックスをONにしておくと、引き続き、周辺のデバイスにアクセスできる様になります(ON推奨)。
スプリットトンネル
スプリットトンネルとは、指定したアプリのみVPNを有効にする機能です。
その反対(指定したアプリのみVPNを無効にすること)も可能です。スピードが求められるゲームには通常のインターネット回線を使用して、「アマゾンプライムには、VPNを使用してアメリカから接続する」といったことが可能になります。
スプリットトンネルで、アプリ毎に接続を管理するには「アプリごとに接続を管理する」チェックボックスをONにして、設定ボタンを押下します。
「スプリットトンネリング」ダイアログボックスで設定できる項目の詳細は以下の通りです:
- すべてのアプリでVPNを使用する
すべてのアプリでVPNを使用します。 - 選択したアプリでVPNを使用しない
選択したアプリでは、VPNは使用しません(通常のインターネット回線を使用します)。これを選択すると、VPNを使用しないアプリを指定できる様になります。 - 選択したアプリでのみVPNを使用する
選択したアプリでのみ、VPNを使用します。これを選択すると、VPNを使用するアプリを指定できる様になります。
プロトコル
プロトコルとは、PC/スマホとVPNサーバ間の接続方式です。ExpressVPNは「自動選択」を推奨しています。
もし「自動選択」で動作しない場合は、上から順に選択して接続を確認してください(ExpressVPNのおすすめ順に並んでいます)。
Windows版で設定できるプロトコルは以下の7つとなります:
- 自動選択
- Lightway - UDP
- Lightway - TCP
- OpenVPN - UDP
- OpenVPN - TCP
- IKEv2
- L2TP/IPSec
上記のうち、Lightwayは詳細オプションの中で、暗号化アルゴリズムを「Automatic」「AES」「ChaCha20」から選択できます。
問題がなければ「Automatic」のままにしておき、何か問題があれば「ChaCha20」を選択して接続を確認してください。「AES」「ChaCha20」の特徴を以下に示します:
- AES(AES-256-GCM)
AES(AES-256-GCM)は米国政府でも採用されている堅牢なものです。ハードウェアレベル(CPUレベル)でサポートされている場合もあります。 - ChaCha20(ChaCha20/Poly1305)
ChaCha20(ChaCha20/Poly1305)は、AESよりも新しい暗号化アルゴリズムで、高速な点が特徴として挙げられます。
まだ主流ではありませんが、Googleなども導入を始めているため、今後は主流な暗号化アルゴリズムとなる可能性を秘めています。
なお、Automaticを選択すると、AES→ChaCha20の順に接続を試みます。
ショートカット
ショートカットでは、お気に入りのアプリとウェブサイトにワンクリックでアクセスできる機能です。
VPNに接続した後すぐにNetflix、メール、SNSなどにアクセスしたい場合に便利です。
「VPNが接続してからショートカットを表示」は、ONにしておくことをおすすめします(VPN接続してからすぐに必要なサイトにアクセスできるため)。
画面中央左の「+」を選択すると、ワンクリックで起動できるアプリやウェブサイトを追加できます。
逆に「-」を選択すると、表示しているアプリやウェブサイトを削除できます。
「VPNが接続してからショートカットを表示」は、ONにしておくことをおすすめします(VPN接続してからすぐに必要なサイトにアクセスできるため)。
画面中央左の「+」を選択すると、ワンクリックで起動できるアプリやウェブサイトを追加できます。
逆に「-」を選択すると、表示しているアプリやウェブサイトを削除します。
その他:アカウント、ブラウザ、詳細
「アカウント」タブ、「ブラウザ」タブ、「詳細」タブでは、以下を確認・設定できます:
- アカウント
自分のアカウント情報を確認(ExpressVPNサイトをブラウザで表示) - ブラウザ
ブラウザ拡張機能をインストール(ExpressVPNサイトをブラウザで表示) - 詳細
IPv6漏えい保護やネットワークの最適化の設定ができます。デフォルトの設定で特に問題ありません
「アカウント」タブの設定項目一覧
「ブラウザ」タブの設定項目一覧
「詳細」タブの設定項目一覧
ExpressVPN Windows版の主な設定個所は、以上となります。
ExpressVPNの設定:スマホ版(iPhone/iPad/Android) インストール~設定
ここでは、ExpressVPN スマホ版のインストール~設定までを説明します。
スマホ版は、iPhone版をベースに説明します。
1.スマホ版(iPhone/iPad/Android) インストール
ExpressVPN スマホ版は「App Storeへのリンクを選択する」、「サブスクリプションの管理画面からApp Storeへ行く」のどちらかの方法でインストールできます。オススメは簡単な「App Storeへのリンクを選択する」方法です。
- App Store(iPhone版)へはこちらからどうぞ。
- Google Play(Android版)へはこちらからどうぞ。
- 「ExpressVPN公式サイト経由でApp Storeへ移動→インストール」(詳細は後述)する方法もあります。
1.1.スマホ版インストール(iPhone App Storeへのリンクから)※簡単でオススメ
App Store(iPhone版)へはこちらからどうぞ。画面上の「入手」ボタンを選択して、iPhoneにインストールしてください。
1.2.スマホ版インストール(PCブラウザ経由でiPhone App Storeを開く方法)
「PCブラウザ経由でApp Storeからインストール」する場合は「ExpressVPNのサブスクリプションの管理画面」からリンクをメールできます。iPhoneでメール内のリンクからAppStoreへ移動して、インストールしてください。以下に、PCブラウザからメールを送信する手順を示します(事前にExpressVPN公式サイトにログインしておいてください)。
PCブラウザ版サブスクリプションの管理画面
ブラウザで、ExpressVPN公式サイトにログインした後「デバイスの設定」から「iPhone&iPad」を選択します。アクティベーションコードはメモしておいてください。
PCブラウザ版デバイスの設定画面
画面に「iOS版ExpressVPN」と表示されるので「設定リンクの送信」ボタンを選択します(登録したメールアドレスにApp Storeのリンクが送信されます)。
2.スマホ版起動
iPhoneにExpressVPNをインストールした後、ExpressVPNをタップ→起動します。
既にユーザアカウントは登録してあるので、画面下の「サインイン」ボタンを選択します。
3.ログイン
メールアドレスとパスワードを入力して、「サインイン」ボタンを選択します。
サインイン中の画面が表示されます。
4.ExpressVPNのプライバシー保護方法
接続ログやアクティビティログを記録しない説明を確認して「同意して継続」ボタンを選択します。
5.VPNの設定
VPNの設定画面では「続行」ボタンを選択します。
「"ExpressVPN"がVPN構成の追加を求めています」と表示されるため、「許可」ボタンを選択します。
6.通知
通知の許可を求めてきます。許可する場合は「OK」ボタン、許可しない場合は「許可しない」ボタンを選択します。
「"ExpressVPN"は通知を送信します。よろしいですか?」と表示されるため「許可」ボタンを選択します。
7.ExpressVPNの改善に協力
ExpressVPNの改善に協力する場合は「OK」ボタン、協力しない場合は「許可しない」ボタンを選択します。
協力する必要はないので「許可しない」ボタンの選択をオススメします。
8.初期画面
ExpressVPNの初期画面が表示されます。
日本でダウンロードすると、スマートロケーションとしては「日本 - 渋谷」が選択された状態となります。
9.ExpressVPN接続画面
試しに「未接続」の上にある「電源」ボタンを選択して、接続できるか確認しましょう。
右の様に「接続完了」となれば、OKです。もう一度「接続完了」の上のボタンを選択すると、「未接続」の状態に戻ります。
これでExpressVPNスマホ版のインストール作業は完了です。
2.スマホ版(iPhone/iPad/Android)各種設定
ExpressVPN スマホ版のデザインは、Windows版とほぼ同じ、シンプルな構成になっています。
画面下の3つのアイコンからそれぞれの画面へ移動できます。
VPN画面(左端アイコン、デフォルト)
ヘルプ&サポート画面(真ん中アイコン)
オプション(設定)画面(右端アイコン)
ここではExpressVPNの各種設定ができる「オプション」→「設定」メニューを中心に説明します。
1.VPN設定:VPNプロトコル
プロトコルとは、PC/スマホとVPNサーバ間の接続方式です。
ExpressVPNはPC版同様に、スマホでも「自動」を推奨しています。
もし「自動」で動作しない場合は、上から順に選択して接続を確認してください(ExpressVPNのおすすめ順に並んでいます)。
スマホ版で設定できるプロトコルは以下の4つとなります:
・自動(推奨)
・Lightway - UDP
・Lightway - TCP
・IKEv2
2.VPN設定:VPN設定の再インストール
VPNサーバに接続できない場合は「VPN設定の再インストール」を試してみてください。
3.VPN設定:Threat Manager
Threat Managerは、主にマルウェアやウィルスなどを配布している危険なサイトへのアクセスをブロックします。
Threat Managerは、その名の通り、Threat(脅威)を管理するための機能です。
自動配信広告をブロックする機能はありません。
Threat Managerがアクセスをブロックする対象(ブロックリスト)は一般公開されている情報を基に収集しています。
ブロックリストの収集元は、こちらのExpressVPNのブログ(英語)を確認すれば分かります。興味のある方は、アクセスしてみてください。
4.オプション→プライバシー&セキュリティツール
オプション→プライバシー&セキュリティツールを選択すると、4つのツールにアクセスできます。どれもWeb上で提供されているため、選択するとExpressVPNのサイトに移動します。
また、基本はExpressVPNでVPNを有効にしていれば、どれも問題なし、として表示されます。
VPNに接続しているのに、インターネットにアクセスできない事象に遭遇している場合に、使用してみましょう。それぞれのツールの役割を以下に説明します:
- IPアドレスチェッカー
IPアドレスチェッカーは、現在自分が使用しているグローバルIPアドレスが分かります。ExpressVPNを使用している場合は、グローバルIPとしてExpressVPNが割り当てたものを使用しているはずです。
もし、ExpressVPNのVPNに接続していない場合は、その旨のメッセージが表示されます。 - DNS漏洩(ろうえい)テスト
DNSとは、ドメイン名とIPアドレスを変換するための仕組みです。通常、DNSはISP(インターネットサービスプロバイダ、OCNやビッグローブなど)が提供する物を使用しています。
せっかくVPNを使用していても、ISPが提供するDNSサーバにアクセスしていると、こちらがアクセスしているサイトがISPに漏えいしてしまいます(分かってしまいます)。
DNS漏洩テストで、使用しているDNSサーバがExpressVPNのものを使用しているか分かる様になります。
通常はExpressVPNを使用していれば、ExpressVPNのDNSサーバを使用しているため、特に必要な機能ではありません。 - WebRTC漏洩(ろうえい)テスト
WebRTCとは、Web Real-Time Communicationの略で、JavaScript APIを通じて、ブラウザやモバイルアプリなどで、リアルタイムに音声やビデオ通話ができる仕組みを提供するためのものです。
WebRTCでは、リアルタイム通信時にIPアドレス情報が公開される可能性があります。WebRTC漏えいテストを使用すると、IPアドレスが漏えいされていないかを確認できます。 - パスワード生成
パスワード生成は、指定した桁数、文字種別(大文字、小文字、数値・記号ありなど)で複雑なパスワードを自動生成してくれる機能です。
ExpressVPN スマホ版の主な設定個所は、以上となります。
ExpressVPNの設定:ブラウザ拡張(Chrome/Firefox/Edge) インストール~設定
ここでは、ExpressVPNのPC向けブラウザ拡張機能のインストール~設定までを説明します。
ブラウザ拡張機能は、Chrome/Firefox/Edge版どれも大差ないため、Chrome版をベースに説明します。
1.ブラウザ拡張(Chrome/Firefox/Edge) インストール
ExpressVPN Chrome拡張機能は、ExpressVPN公式サイトのサブスクリプション管理画面からインストールできます。
各種ブラウザのアプリサイトからインストールしてもOKですが、偽物の可能性があるため、ExpressVPN公式サイト経由のインストールをオススメします。
1.ExpressVPN公式サイトの「GoogleChrome」→「拡張機能をインストール」を選択
PCブラウザ版サブスクリプションの管理画面
ExpressVPN公式サイトにログイン後、「デバイスの設定」から「Google Chrome」を選択します。アクティベーションコードはメモしておいてください。
PCブラウザ版デバイスの設定画面
画面に「Chrome版ExpressVPN」と表示されるので「拡張機能をインストール」ボタンを選択します。
2.Chrome拡張機能の追加
Chromeの拡張機能追加画面が表示されます。画面右上の「Chromeに追加」ボタンを選択します。
3.Chrome拡張機能のインストール
Chromeの画面上部に確認ダイアログが表示されます。「拡張機能を追加」ボタンを選択します。
追加後、画面右上に追加完了のメッセージが表示されます。
4.Chrome拡張機能の固定表示設定
Chromeの画面右上にExpressVPNのアイコンが表示されていない場合は、以下の手順に従い、拡張機能一覧にピン止め(固定表示)の設定をします。
4.1. Chromeのパズルアイコンを選択→ExpressVPNのピンを選択
Chrome画面右上のパズルアイコンを選択、ExpressVPNの固定(ピン止め)アイコンを選択します。
4.2.Chrome拡張ピン止め結果
Chrome拡張機能の一覧に、ExpressVPNのボタンが表示される様になります。
5.Chrome拡張機能のセットアップ
Chrome拡張機能一覧のExpressVPNアイコンを選択し、ExpressVPNの設定を進めます。
Chrome拡張機能のExpressVPNを起動
続行を選択します。
ExpressVPNの改善に協力画面
「協力しない」を選択します。
ExpressVPN初期画面
ExpressVPN初期画面が表示されます。
6.Chrome拡張機能でアメリカのサーバに接続
試しにアメリカのExpressVPNサーバに接続します。
Google検索機能の画面下部を見ると、アメリカから接続していることが分かります。
ロサンゼルスから接続していますが、GoogleからはワシントンDCからのアクセスとしてみえている様です。
2.ブラウザ拡張(Chrome/Firefox/Edge)各種設定
ExpressVPNのブラウザ拡張機能は、Windows版同様に、画面左上のハンバーガーアイコンを選択することで表示できます。
ここでは主要な設定項目となっている「設定」と「プライバシー&セキュリティ」を中心に説明します。
設定
設定できる項目は「ブラウザ起動時に接続」「デスクトップ通知を表示」「ExpressVPNの改善に協力」の3つです。
「ExpressVPNの改善に協力」の設定だけOFFにしておきましょう(画面は設定OFFにした状態)。利用状況やパフォーマンス等の情報をExpressVPNに送信する必要はありません。
プライバシー&セキュリティ
プライバシー&セキュリティでは「ロケーションを隠す」「WebRTCをブロック」「HTTPS Everywhere」がありますが、どれも有効にしておきましょう。
各項目の説明を以下に示します。各機能は、VPNを使用している間のみ有効です:
- ロケーションを隠す
HTML5のジオロケーション機能(GPSなど)による現在場所・位置の特定を防ぐ機能です。現在位置を知られたくない場合は、有効にしましょう。 - WebRTCをブロック
WebRTCを使用すると、リアルタイム通信時にIPアドレス情報が公開される可能性があります。WebRTC漏えいテストを使用すると、IPアドレスが漏えいされていないかを確認できます。 - HTTPS Everywhere
ウェブサイトへアクセスする際、SSL/TLSが有効になっている場合(HTTPSでアクセスできる場合)、HTTPSで優先的にアクセスする機能です。HTTPよりも、HTTPSでアクセスした方が通信内容が暗号化されるため安全です。
100%安全というわけではありませんが、HTTPSを使用していれば、ひとまず通信は暗号化されているため、盗聴の危険性は減ります。有効にしておいても問題ない機能でしょう。
ExpressVPN Chrome拡張版の主な設定個所は、以上となります。
ExpressVPNの使い方(Windows版、スマホ版、ブラウザ拡張版 共通)
ここでは、ExpressVPNの具体的な使い方を説明します。
ExpressVPNのデザイン(見た目)は、Windows版、スマホ版、ブラウザ拡張版で同じになる様に設計されています。
また、ExpressVPN Chrome/Firefox/Edgeブラウザ拡張版は、Windows版と連動しています。そのため、Windows版でExpressVPNのサーバに接続していると、ブラウザ拡張版もVPN接続した状態となります(その逆もあり)。Windows版とブラウザ版が連動しているVPNは、ExpressVPNしかありません。
ExpressVPNは、一度操作方法を覚えれば、他のデバイスやブラウザ拡張版も違和感なく使用できる様になるでしょう。
ここでは、Windows版を基にExpressVPNの使い方を説明します。ExpressVPNの使い方は、Windows版、スマホ版、ブラウザ拡張版でほぼ同じとなります。
1.VPN接続先の選択(「VPNロケーション」ウィンドウを開く)
ExpressVPNのスマートロケーションは、日本国内にいる場合「Japan - Shibuya」(渋谷)がデフォルトで選択されています。
ExpressVPNのスマートロケーションを選択し「VPNロケーション」画面を表示します。「VPNロケーション」画面から接続先のVPNサーバ(国・エリア)を選択できます。
2.VPN接続先の選択(「VPNロケーション」ウィンドウ詳細)
「VPNロケーション」画面には、「おすすめ」タブ、「お気に入り」タブ、「すべてのロケーション」タブの3つのタブがあります。
このうち「お気に入り」タブは、以下の様に、星マークを選択したものだけが一覧で表示されます(星マークが選択されていない場合、「お気に入り」タブは表示されません)。
「お気に入り」タブは、Windows版のExpressVPNのみの機能となります。スマホ版やブラウザ拡張版にはありません。
「おすすめ」タブ
「お気に入り」タブ
「すべて」タブ
3.VPN接続
VPNに接続する方法は2通り用意されています。
1つ目は、ExpressVPN初期画面で電源ボタンを押す方法です。この場合は、「スマートロケーション」か「選択中のロケーション」に表示されている国のVPNサーバに接続を行います。
3.1. ExpressVPN 画面(VPN接続前)
「クリックして接続」(電源)ボタンを選択して、スマートロケーション(Japan - Shibuya)のVPNサーバに接続します。
3.2. ExpressVPN (VPN接続後)
画面背景が緑色になり「接続完了」となります。もう一度電源ボタンを選択すると、VPN接続を解除します。
2つ目は、「VPNロケーション」でロケーションをダブルクリックしする方法です。この場合、ダブルクリックしたロケーションにあるVPNサーバへ接続を行います。「VPNロケーション」で「東京」の様な都市ではなく、「日本」の様に国名が選択された場合は、自分のエリアから「最も近くて、早い該当の国のVPNサーバ」を自動で選んで接続を行います(自分の場合は「Japan - Shibuya」でした)。
3.3. ExpressVPN VPNロケーション画面(VPN接続前)
「VPNロケーション」画面の国(以下の場合は日本)をダブルクリックすると、自動で「VPNロケーション」画面を閉じて、VPN接続を行います。
3.4. ExpressVPN (VPN接続後)
画面背景が緑色になり「接続完了」となります。日本の様に「国」を選択した場合は、その国の中のスマートロケーション(最適なVPNサーバ)に接続を行います。
4.VPN接続の解除
VPNは、「未接続」(赤色)か「接続」(緑色)の2つのステータスがあります。電源ボタンを選択すると、交互に切り替わります(接続→未接続、未接続→接続)。
VPNサーバが使用するIPアドレスの数
ExpressVPNが所有しているグローバルIPアドレスは、頻繁にロテーションされています。また、所有しているサーバの数、グローバルIPアドレスの数は非公開となっています。
ExpressVPNに確認したところ、各接続先には複数のサーバ(グローバルIP)が用意されている、と回答がありました。
2022年9月現在、日本には4つの接続先がありますが、各接続先で「接続できるサーバ数や使用できるグローバルIPアドレス」は複数あります。このあたりはNordVPNやSurfsharkと異なり、ユーザから直接確認できませんが、その分ExpressVPNが自動で効率化してくれているので、頼もしいですね!
ExpressVPNの使い方は、以上となります。
ExpressVPNで快適なネットライフを満喫しよう!
ExpressVPNは、VPN大手で、安全に使用できるVPNとしてオススメします。
ExpressVPNはここでも紹介した様に、デバイスやブラウザ拡張に関わらず、操作方法が統一されており、簡単に操作できる様に設計されたVPNソフトウェアです。
ぜひ色々な機能を使って、快適に、安全にネットライフを楽しみましょう!
1年間のプランで月額$8.32(約1220円)
以上です。