iPhoneユーザは、VPNの設定項目を見かけたことがあると思います。
「iPhoneのVPNは必要か?」「スマホでVPNなんて大げさな!」という方もいると思います。
しかし、結論から申し上げると、iPhoneのVPNは必要です。
iPhoneのVPNは、インターネット接続を安全なものにすると同時に、ジオブロックの解除もできる便利なツールです。ジオブロックとは、特定の国からのみアクセスできる様にする機能です。(例:日本からだとYahoo!Japanは閲覧できますが、イギリスからだとできません。これはジオブロックの機能を使用して、アクセス元を制限しているためです)
本記事では、iPhoneのVPNの魅力、VPNの設定方法~接続のやり方までを詳しく説明します。
普通にiPhoneでインターネットにアクセスした場合の危険性
インターネットの普及に伴い、悪い人たちもインターネットを使用する様になりました。そういった人たちは、ネット環境を悪用して、色々と悪いことが簡単にできます。
具体的には、公衆Wifi等の公の環境を使用すれば、以下の様なことが簡単にできます:
通信を盗み見る
「このサイトは、SSL/TLS化しているから安全です」と強調しているサイトが多くありますが、実は安全ではありません。
今では、そこら中にある公衆Wifiを経由してインターネットにアクセスできますが、途中でSSL通信の中身を覗き見ることができます。ID、パスワード等を盗むことは簡単にできます。
通信の間に入る、ウィルスをダウンロードさせる
通信を覗き見る・盗み見ることができると、通信の間に入り、別のサイトへ誘導することも難しくありません。
そうすることにより、知らないうちに、コンピュータウィルスやランサムウェアに感染して、大切な情報が外部へ流出してしまったり、特定の制限をかけて不自由な状態にした上で、身代金を要求されるケースがあります。
パソコンが乗っ取られる
危ない回線を使い、データを抜き取られると、最悪パソコンを乗っ取られる可能性があります。
最近では、元宮崎県知事でタレントの東国原英夫さんがパソコンを乗っ取られたことがニュースになりました。
以下、Yahoo!ニュースより、東国原英夫さんのコメントを一部抜粋:
「僕の責任なのだが、PC上に『ウィルス感染の警告』が出て、うっかりクリックしてしまい、サポートセンターに電話した。それがいわゆる『サポート詐欺』で、PCの先生に相談し対応してもらったが乗っ取られた」
livedoor NEWS
VPNとは
上記の様な問題は、すべて通信に関連したものです。
特に公衆Wifiを使用した環境では、情報が抜き放題となり、非常に危険です。そんな時には、公衆Wifiでも「通信を暗号化」して、「安全な通信」を実現してくれるVPNが「心強い味方」となります。
VPNとは
VPNとは、Virtual Private Networkの略です。その名の通り、ネットワーク上に仮想の専用ネットワークを構築し、安全にデータのやりとりを行うための技術です。iPhoneにはVPNを設定する機能が標準で備わっています。
VPNには、大きく分けると、インターネットVPNとIP-VPNの2種類あります。
インターネットVPN
インターネットVPNとは、インターネット上にVPNを構築して、通信します。IP-VPNと比較すると、インターネット回線の速度に影響を受けますが、専用の機材は不要のため、安価でいて、確実に通信を暗号化できます。
IP-VPN
IP-VPNとは、通信事業者が保有する専用ネットワークを使用して通信します。企業内の拠点間(本社と支店間など)のネットワークを構築する際に使用します。専用の機材が必要となります。
ブラウザのシークレットモードとの違い
ブラウザのシークレットモードは、通信を隠蔽(シークレット)してくれる様な印象を受けます。しかし、シークレットモードは、ブラウザ内に閲覧履歴やクッキーを残さない「設定の一種」です。
あくまでも、ブラウザ内だけの話であるため、通信に関しては、普通のブラウザと同じ様に隠蔽できません。一方、VPNはブラウザレベルでなく、もっと下の「通信レベル」で傍受されないための技術です。
ブラウザと通信は別物のため、単純に比較はできませんが、暗号化して安全な通信を実現するVPNを使用した方が、iPhoneのセキュリティは高いといえます。
VPNで実現できること
iPhoneでVPNを使用すると「安全な通信の実現」と「日本では閲覧不可のものを閲覧(Netflixのジブリ作品など)」できます。
公衆Wifiでも安全にインターネットに接続できる
VPNを使用すると、スマホやノートパソコンからVPNサーバまでの通信が暗号化されます。そのため、公衆Wifiを使用しても、安全にインターネットに接続できます。
特定の国では見れないサービスを利用できる(動画サービスなど)
VPNを使用すると、外部からは、接続元がVPNサーバと認識されます。VPNのこの特徴を利用すると、Geo-blocking(ジオブロッキング)を回避して、日本からは閲覧制限されているNetflixのコンテンツ等を閲覧できる様になります。
Geo-blockingは、アクセス元の地理的な位置情報に基づき、閲覧できるインターネットコンテンツを制限する技術です。
例えば、Netflixのジブリ作品などは、Geo-blockingにより、日本からは閲覧できません。この場合、日本のユーザがVPNを経由して、「ジブリ作品が閲覧できる国」(ドイツなど)からNetflixにアクセスすれば、該当のコンテンツを閲覧できる様になります。
VPNの仕組みと安全性との関係
iPhoneにおけるVPNは、iPhoneからインターネット上にあるVPNサーバまでの通信を暗号化し、VPNサーバからインターネットにアクセスします。
iPhone~VPNサーバまでの通信を暗号化することにより、StarbucksのフリーWifiなど、通信を盗み見ることができる環境でも、安全に通信できるようになります。
詳細を以下で説明します。
通信の暗号化=安全な通信
iPhone~VPNサーバまでは、通常、AES-256、IKEv2/IPsec及び、OpenVPN、Wireguardを組み合わせて暗号化され、通信が行われます。
AES-256は、現時点で最高レベルの暗号強度といわれています。解読するには、現在最高の計算速度を有するコンピュータでも、何十億年かかるといわれています。
IKEv2/IPsecは、インターネットプロトコルセキュリティと呼ばれており、強力な暗号化アルゴリズムと暗号化鍵を採用しており、スーパーコンピュータでも、解読ができないといわれています。暗号化は、一般的に処理時間がかかるものですが、 IKEv2/IPsecは、AES-256互換のセキュリティを保っているにも関わらず、高速に処理できるものとなっています。
OpenVPNは、オープンソースで開発されているVPN通信用のソフトウェアです。ソフトウェアの基となるソースコードを公開して開発を進めているため、世界中の人からレビューを受け、安全性を保っています。
Wireguardは、オープンソースで開発されているVPN通信用のソフトウェアです。IPsecやOpenVPNは、歴史がある上に、ソースコードが長く、セットアップが困難であったり、簡単に切断されてしまうという問題を抱えています。こういった問題を解決するため、セキュリティを強化し、管理しやすいVPNソフトウェアとして、Wireguardの開発が進んでいます。Wireguardは、世界中で使用されているOS:Linuxにも組み込まれるほど信頼性が高いものとなっています。
データ保護
VPNソフトウェアやサービスを提供している業者(プロバイダ、VPNプロバイダ)には、ノーログポリシーの提供やキルスイッチの実装などで、利用者の情報や通信の情報を保護しています。
VPNプロバイダが提供しているデータ保護サービスとしては、ノーログポリシー、キルスイッチの実装、Onion Over VPN(Tor Over VPN)があります。
それぞれを詳しく説明します。
ノーログポリシー
VPNプロバイダには、利用者の情報をログに残さない「ノーログポリシー」を採用して、サービス提供しているところがあります。
VPNプロバイダの中には、ノーログポリシーといいつつ、接続元のIPアドレス、アクセスしたウェブサイト、Googleの検索文字列などを収集・分析している場合があります。
これは、個人情報の流出につながったり、ID・パスワードが流出したり、最悪の場合は「クレジットカードが不正利用される」ことも起こり得ます。まともなVPNプロバイダは、その様な不安を払拭するため、「ノーログポリシー」の外部監査を受け、信頼獲得に繋げています。
キルスイッチの実装
VPN以外の接続をアプリが試みた場合は、その接続を瞬時に検知し、ブロックします。これにより、保護されていない通信によるデータの送受信を防ぐことができます。
Onion Over VPN
VPNプロバイダの中には「接続経路を匿名化するThe Onion Router(Tor)」に接続し、更なるセキュリティを提供しているところがあります。本機能は、政府から迫害される可能性がある人を想定した機能です。通常のVPN通信でも暗号化は実現できていますので、無理に使用する必要はありません。
VPNを使用すると通信速度が若干落ちますが、Torを経由すると更に遅くなります。
iPhoneでVPNを使用するメリット
iPhoneでVPNを使用するメリットは主に以下4つとなります。iPhoneでVPNを使用するメリットをしっかりと確認して、必要な時に使うことをおすすめします。
公衆Wifiでも安全にインターネットに接続できる
繰り返しになりますが、VPNを使用すると、iPhoneからVPNサーバまでの通信が暗号化されます。そのため、公衆Wifiを使用しても、安全にインターネットに接続できます。
公衆Wifi、特に日本の公衆Wifiのセキュリティの問題は以前から指摘を受けているほど弱く、危険だといわれています。NTT西日本が運営するサイトでも説明されている通り、VPNを使用することにより、公衆Wifiを使用しても危険な目に遭うリストを大きく減らすことができます。
匿名でインターネットに接続できる
VPNを使用すると、匿名でインターネットに接続できるようになります。
通常、インターネットに接続する場合は、@niftyやBIGLOBEなどのISP(インターネットサービスプロバイダ)と契約し、ISP経由でインターネットに接続します。つまり、ISPからは、誰がどこにアクセスしているのか分かるのです。
しかし、VPNを使用すれば、ISPからは、VPNサーバに接続しようとしていることしか分からず、それ以降、どこに、何のユーザで接続しているのか分からなくなります。
中国やイランの様に厳しく検閲されている国では、こういった情報を基に取り締まりを行います。こういった国家の監視を免れるため、VPNが重宝されています。
日本から海外限定のコンテンツにアクセスできる
繰り返しになりますが、VPNを使用すると、接続先からは、VPNサーバからのアクセスと認識されます。VPNのこの特徴を利用すると、Geo-blocking(ジオブロッキング)を回避して、日本からは閲覧制限されているNetflix等のコンテンツを閲覧できる様になります。
また、YouTubeの様に、有料版が国により、値段が異なる場合、フィリピンの様に値段が低い地域でサブスクリプション契約した方がお得です。VPNを使用すれば、日本では月数千円するサービスを数百円で使える場合もあります。
詳しくは「【YouTubeプレミアム】安く入る方法を教えます」で説明していますので、ご確認ください。
海外から日本のコンテンツにアクセスできる
日本もアクセス規制を行っているサービスがあることをご存じでしょうか?例えば、日本のYahoo!Japanは、イギリスからはアクセスできません。
iPhoneにVPNがあれば、上記で説明したジオブロッキングが解除でき、日本のコンテンツが閲覧できない地域にいても、日本のコンテンツを閲覧できるようになります。
VPNのデメリット
iPhoneでVPNを使用するメリットは、上記の通りですが、反対にデメリットもあります:
バッテリを消費する
VPNソフトウェアを使用すると、通信を暗号化するため、その分iPhoneのバッテリを消費する様になります。3年ほどバッテリを交換していないiPhoneであれば、かなりのスピードでバッテリを消費します。使い方にもよりますが、iPhoneのバッテリを2年毎に変えている場合は、そこまで気にする必要はありません。
デフォルト遅くなる
どのVPNプロバイダでも、VPNを使用しない場合と比較して、インターネットの接続速度は遅くなります。満足するスピードがでない場合も多々あります。
有料のVPNソフトウェアであれば、購入から30日以内であれば、返金に応じてくれるところが多いため、スピードに不満があるのであれば、解約して返金しましょう。
接続する国によっては更に遅い
こちらもどのVPNプロバイダも変わりませんが、接続する国が物理的に離れれば離れるほど、接続速度が遅くなる傾向にあります。日本からであれば、ヨーロッパやアフリカ諸国への接続時に遅くなります(物理的に距離が離れているため)。
主に、バッテリを消費する、通信が若干遅くなるなどのデメリットはあります。しかし、安全にインターネットにアクセスできる、地域限定コンテンツにアクセスできるなど、それを上回るだけのメリットがVPNにはあります。
iPhoneにおけるVPNの設定手順
iPhoneでは、VPN設定を2通りの方法で行うことができます:
- iPhoneにVPNソフトウェアをインストール→設定する方法(おすすめ)
- iPhoneの設定画面から行う方法
iPhoneの設定画面から行う方法は、接続先のIPアドレス、プロトコル、認証情報などを入力する必要があるため、初心者にはおすすめできません。
ここでは、iPhone系VPN大手のNordVPNのVPNソフトウェアを使用した設定方法をご説明します。
VPN(NordVPN)をiPhoneにインストール
NordVPN iPhone版は、「App Storeで直接検索する」か「NordVPN公式サイトのアカウント概要画面でQRコードをスマホでスキャンする」のどちらかの方法で、インストールできます。App Storeからインストールする場合、偽物をインストールする可能性があるため、NordVPN公式サイト経由のインストールをオススメします。
スマホ版インストール
1. NordVPN アカウント概要画面
2. App Store NordVPN 入手画面
スマホ版起動
iPhoneにNordVPNをインストールした後、NordVPNをタップ→起動します。
既にユーザアカウントは登録してあるので、画面右下のログインボタンを選択します。
利用規約を確認
NordVPNの利用規約確認画面が表示されます。
具体的には、メールアドレスとアプリの使用データを収集するとのことです。
NordVPN使用データの収集は、設定画面の「一般」からOFFに設定することもできます(具体的な設定個所は後述します)。
ログイン
ログイン画面が表示されます。
登録したログインIDを入力して、続行ボタンを選択します。
2段階認証
2段階認証を有効にしている場合、2段階認証用のコードを入力します。
2段階認証を有効にしていない場合、この画面は表示されません。
ブラウザ信頼確認画面
「このブラウザを信頼しますか?」確認画面が表示されます。
「信頼する」を選択します。
「信頼しない」や「後で確認する」を選択すると、次回起動時も、ログイン画面が表示されます。
プッシュ通知
NordVPNのプッシュ通知を受け取るか確認画面が表示されます。
何かあれば通知してくれるので、オススメは「許可」ですが、「許可しない」でも問題ありません。
NordVPN初期画面
NordVPNアプリが表示されます。
初期設定では、自動で接続せず「VPNに接続していません」と画面上部に表示されます。
「クイック接続」ボタンを選択すると、次の「VPNに接続するために許可が必要です」画面が表示されます。
VPNプロフィール設定#1
スマホ版では、VPNの設定を保存する「VPNプロフィール」をセットアップする必要があります。
設定は自動で、すぐに完了するため「OK」ボタンを選択しましょう。
VPNプロフィール設定#2
「NordVPNがVPN構成の追加を求めています」と表示されるため、「許可」を選択します。
一瞬iPhoneの設定画面が表示されますが、その後は自動でNordVPNの画面に戻ってきます。
NordVPN接続画面
NordVPNの画面に戻ってきた後は、画面の通り、自動で日本国内のNordVPNサーバへ接続します。
接続したサーバ毎に、VPN接続の状態を「いいね」「よくないね」を選択できる様になります。
時間があれば、選択しましょう。
これでNordVPNスマホ版のインストール作業は完了です。
iPhone版NordVPNの設定
NordVPN iPhone版のデザインは、Windows版と比較してもシンプルで分かりやすくなっています。
画面下の3つのアイコンからそれぞれの画面へ移動できます。
デフォルト画面(左端アイコン)
デフォルト画面です。
利用統計画面(真ん中アイコン)
iPhone版の利用統計を表示するためのもので、PC版の利用統計は含まれません。
設定画面(右端アイコン)
設定はここから確認・変更できます。他デバイスのNordVPNと連動しています。
VPN接続
VPN接続は、特に問題がなければ変更する箇所はありません。
netflixを常時iPhoneで見ている様な場合は、自動起動を「オン」にしておけばOKです。
NordVPNがどこにも接続できなくなったなどのトラブルが発生した場合は「VPNプロファイルをリセットする」を試してみてください。
iPhone版NordVPNの設定は、この画面から分かりやすく設定できるようになっています。ここで設定した後、改めて「iPhoneの設定」→「VPN」の設定を修正する必要はありません。
ツール
脅威対策を有効化することにより、悪意のある広告やユーザ情報をかってに収集するサードパーティ製クッキーが埋め込まれることを拒否できます。
また、マルウェアを配信している危険なサイトへのアクセスを試みると、NordVPNがブロックしてくれます。
ダークウェブモニター
ダークウェブ上に登録したメールアドレスが流出していないかを確認してくれる機能です。
一般
表示設定(表示する色)やサービス改善のための匿名データを送信するかをON/OFFに変更できます。
利用データを送信したくない場合は、この設定をOFFにすれば送信されません(画像はOFFに設定しています)。
NordVPNの設定方法や使い方に関する詳細は「NordVPNの使い方 - 登録手順から画像付きで徹底解説!」で説明していますので、もしよければどうぞ。
iPhoneでのVPN接続のやり方
iPhoneでのVPN接続のやり方は簡単です。ここでは、上記で説明したNordVPNを使用したVPN接続のやり方を説明します:
iPhone版VPN(NordVPN) 基礎編
NordVPN iPhone版は、シンプルで使いやすく設計されています。
VPN接続先の選択(クイック接続)
iPhone版のNordVPNを起動後、「クイック接続」を選択します。日本国内にいる場合は、Tokyoのサーバに接続されます。
1. NordVPN iPhone版初期画面
2. クイック接続を選択すると、Tokyoのサーバに接続
VPN接続先の選択(一覧から選択・検索して選択)
画面の少し下に移動すると、接続する国が一覧形式で表示されます。この一覧から接続先のVPNサーバを選択できます。
接続先を選択すると、該当の国の最速サーバに接続されます。特定のサーバに接続したい場合は、国名にカーソルを移動し、右に表示される「…」を選択して、サーバを選択します。
接続先の国の検索もできます。全て英字表記となっているため、検索する時は半角英字で入力してください。
VPN接続先の選択(一覧から選択)
VPN接続先の選択(検索して選択)
VPN接続の一時停止
「一時停止」を選択すると、「5分」「30分」「1時間」のいずれかから停止時間を選択できます。選択した時間、通常のインターネット回線(キャリア回線かWifi)での接続となります。
VPN接続の解除
「接続解除」を選択すると、通常のインターネット回線(キャリア回線かWifi)での接続に戻ります。
iPhone版VPN(NordVPN) 応用編
NordVPN iPhone版には、「専用サーバ―」(特設サーバー)に接続できる機能があります。それぞれの使用用途を含め説明します。
1. NordVPN スマホ版 初期画面
2. NordVPN スマホ版 特設サーバーメニュー
特設サーバー(専用サーバー):Double VPN
Double VPNは、NordVPNの2か所のサーバを経由して、インターネットに接続する方法となります。2箇所のサーバを経由するため、匿名性を更に高めた上で、インターネットに接続できる様になります。画面上のDouble VPNをタップするだけで、ランダムに2箇所選んで、接続してくれます。以下の画像では、United Kingdom(イギリス)→France(フランス)の順にNordVPNサーバに接続しています。
Double VPNの横の「…」を選択すると、Double VPNの最初の接続先を選択できます。以下画像では、最初の接続先としてHong Kong(香港)を選択した結果です。2つ目の接続先として、Taiwan(台湾)が自動で選択されています。
1. DoubleVPNの最初の接続先選択画面
2. Hong Kong(香港)を選択した結果
特設サーバー(専用サーバー):P2P
Windows版同様、NordVPN iPhone版のP2Pは、Torrent用に最適化されています。Torrentとは、ファイル共有プロトコルのことで、複数サーバやパソコンを通して、ファイルをダウンロード・アップロードするために使用します。普段からTorrentを使用しない方は、特に必要としない機能でしょう。
iPhoneにVPNは必要です。旅行でも大活躍!
これまでに説明した通り、iPhoneにVPNは必要です。
VPNを使用する場合、おすすめはしっかりしたVPNサービスを提供しているNordVPNとなります。
これから海外旅行へ行く機会も増えていくと思いますが、VPNは海外でも大活躍!
世界中どこにいても、日本のサイトやコンテンツにアクセスできる様になります。
快適な空の旅に加え、現地でも快適に日本のサイトやコンテンツにアクセスできるように、VPNを入れておきましょう。
以上です。