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「仕事を辞めるのは逃げ」ではないが、その前にできることもある件

10月 3, 2021

escape

仕事が辛い人「仕事を辞めることは、逃げになるのかな。今の仕事がつらい。仕事辞めたい。他に方法はないのかな…。」

こんな悩みに、残業時間が毎月200時間超だった僕が答えます。

当時は、仕事を辞めて逃げるか真剣に悩みました。その時の経験を基に「仕事を辞める以外に取れる選択肢がないか」を記事にしました。

結論をいうと、辛い→仕事を辞めることは、決して「逃げ」ではありません。しかし、辞めることで「今抱えている問題が解決するか」は、よく考える必要があります。

「仕事が辛い→辞める」の間にある選択肢

仕事が辛い→辞めたい。これは誰もが思うこと。

ただ、辞めると次の仕事を探さないといけない。

転職にはかなりのパワーが必要です。仕事が見つかるとも限らない。仕事が見つかっても、今より悪い環境かもしれない。

つまり、大きなリスクが伴います。

僕はWeb系の経験が長いのですが、転職して、組み込み系に配属されました。2年間頑張りましたが、この時は、かなり苦労しましたw

転職先の会社の規模が大きいと、採用した人をリソースが足りないところへ配置する、ということがよくあります。

そのため、転職活動を始める前に、仕事環境を変える様に動くことをオススメします。具体的な動き方は、以下の通りです。

  1. 職場の環境を改善してもらう様に動く
  2. 他部署に異動できる様に動く
  3. 誰も動いてくれない場合は転職

仕事を辞めると、厚生年金や健康保険などもなくなります。確定拠出年金制度がある会社だと、それもなくなりますね。

そう考えると、今の会社に残りつつ、自分のやりたい方向にもっていく、というやり方も案外ありかなと思います。

まずは、仕事環境を変える方向で動く

転職はリスクが高いので、優先順位は低く設定。

そうなると、すぐに取れる選択肢は、「職場の環境を改善してもらう様に動く」か「他部署に異動できる様に動く」ことになります。

最初は、現在の環境を改善してもらう様に動くことをオススメします。

縦割りの会社だと、他部署へ移動すると、まったく環境が変わる可能性もあるためです。

今の環境が改善されても「この環境で働くのは絶対に嫌だ」という場合は、初めから別の部署への配属を希望してもいいかもです。

体調が悪い時は、遠慮なく、しっかりと休む

体調が悪くて仕事が辛い、という場合は、一旦休むことをオススメします。

会社に所属しているだけで健康保険があるため、安い金額で病院のお世話になることができます。日本が世界に誇れる制度なので、有効活用しましょうw

体調が悪い状態で転職すると、仕事が更に辛くなる可能性があります。これは本当にオススメしません。

経験上、転職すると、環境も大きく変わり、休みも取りづらくなります。人間関係でも気を使います。また、キツい仕事を受ける可能性も十分にあります。ひどいところだと、誰も担当したがらない「死の案件」の主担当になる場合もあります。

転職の意思が固い場合でも、体調が悪い時は、まず会社を休み、体力が回復してから行動に移す方がよいです。

我慢しか選択肢がない場合

職場の環境も変わらない、他部署への異動もNGなら、取れる選択肢がなくなります。ただ、必ず定時退社できる、土日は必ず休める職場であれば、その仕事をもう少し続けてもよいと思います。

会社にいる期間が長ければ長いほど、休みの融通も利くし、何かのタイミングで評価が上がる場合もあります。組織的な判断で、昇格→給料アップを行う会社もあります。こっそりと自分の時間で、転職に有利な資格を取得するための余裕もあります。

また、短期間に複数社を経験するよりも、1社での経験が長ければ、(簡単には辞めないなど)印象が良い傾向にあります。

上司に相談しても、まったく状況が改善されない場合

この場合でも、まだ打てる手は残っています。それは、「上司の上司」に相談すること。社長との距離が近い会社であれば、社長に直接相談してもいいかもです。

勇気はいりますが、やって損することは絶対にありません。でも、注意事項が一つあり、それは「周囲の人間を悪くいわない」こと。

社内で敵を作ると面倒なことにしかなりません。

「周囲にはよくしてもらっているが、自分のやりたいこととは違う」とか、「自分はこっちの仕事の方が会社に貢献できる」、という言い方で相談すればOK。

例外として、何らかのハラスメントを受けている場合は、事実を淡々と伝える形でOK。

少しでも状況が改善された場合

色々な人に相談してみて、少しでも状況が改善される兆しがあれば、様子見でOK。

職場では、100%自分の意見が通ることは少ない。少しでも働きやすくなったのであれば、まずはよしとしましょう。

自分が感じていることは、他人も感じているかもしれません。他の人から、こちらが考えていた改善要望が上がってくる可能性もあります。

色々と手を尽くした結果、会社は動いてくれず、仕事が辛いと感じている場合は、転職を検討しましょう。

まとめ

summary

「仕事が辛いから辞める」ことは、「逃げ」ではありません。ただ、せっかく今の場所で働けているので、急に辞めるのではなく、最初は、現場を改善できないか周囲と調整することがオススメです。

また、体調が悪い状態での転職は、リスクが高い。その場合は、一旦、今の職場で長めの休みを取って、回復しましょう。

異変に気付いた管理部が、話を聞いてくれる可能性も十分にあります。

仕事が辛い、辞めたいという気持ちは、よくわかります。ただ、今の職場にいれば開ける道も(多分)あるかもです。

まずは、色々と手を尽くして、会社は変えずに、環境を変える努力をしてみてはいかがでしょうか。

転職後の苦労が少しわかる本を紹介して終わりにします。

以上です。

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